ホーキング博士の声を宇宙に発信、最後のお別れに
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[ロンドン 15日 ロイター] - ブラックホールの研究で世界的に賞賛され3月に死去した「車いすの天才科学者」、英宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士の埋葬式が15日、ウェストミンスター寺院で行われ、同じ時刻に平和と希望のメッセージを語る博士の声が宇宙に向け発信された。
博士は運動ニューロン疾患のため、ボイスシンセサイザーを使用していた。
博士の声は、ギリシャの電子音楽作曲家バンゲリスが構成し、スペインのセブレロスにある欧州宇宙機関(ESA)の基地から送信された。
娘のルーシーさんは声明を発表し、声は地球に最も近いブラックホール「1A 0620-00」に向けて発信されたと説明。「父の存在と、宇宙に行きたかった父の希望、父が行った宇宙探査を結びつける、美しく象徴的な表現となった」と述べた。