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スイス・シオンが26年冬季招致撤退へ 住民投票で反対多数

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6月10日、2026年冬季五輪の招致を目指していたスイスのシオンは、財政支援を問う住民投票で反対が過半数の54パーセントに達したことを受け、招致から撤退することが決まった。写真はシオンの五輪招致反対のポスター。シオンで6日撮影(2018年 ロイター/Denis Balibouse)

[チューリヒ 10日 ロイター] - 2026年冬季五輪の招致を目指していたスイスのシオンは10日、財政支援を問う住民投票で反対が過半数の54パーセントに達したことを受け、招致から撤退することが決まった。

大会招致の広報担当は「2026年に冬季五輪をシオンに招致するプロジェクトは終わりだ。すべては金銭面の問題で、人々は費用が高騰すると懸念した」とコメントし、数日以内に正式に撤退すると説明した。

近年、多くの町や居住者が五輪開催に伴うコストと混乱を敬遠している。IOCは五輪開催に興味を示す都市が減少していることを受け、負担削減のために招致手続きを変更しているが、今回の結果について失望を示している。

26年大会では、札幌、カルガリー(カナダ)、ストックホルム(スウェーデン)、グラーツ(オーストリア)、エルズルム(トルコ)が関心を寄せ、イタリア3都市も共催に関心を示している。

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