[4日 ロイター] - ロイターが4日発表したアジアで最も革新的な大学ランキングで、安定した実績を積み重ねている大学が躍進している実態が浮き彫りとなった。
発表されたトップ75校のうち、ランキング首位はKAIST(韓国科学技術院)で3年連続。東大は昨年から順位を1位上げて2位となった。
浦項工科大学校(POSTECH)は1位上がって3位。ソウル大学校は2位下がって4位だった。昨年から1位上がって5位となった清華大学は、中国では最高の順位となった。
6─10位は、大阪大学、京都大学、成均館大学校(韓国)、東北大学、シンガポール国立大学。
トップ20に入ったその他の日本の大学は九州大学(14位)、東京工業大学(16位)、慶應義塾大学(18位)。
今年新たにランキングに登場した大学は3校のみで、いずれも中国の大学だった。順位はそれぞれ、56位、67位、74位だった。
全75校中、国ごとの大学数は、中国が27校で最多(昨年は25校)。次いで韓国の20校、3位は日本の19校、オーストラリアが5校、シンガポールが2校、インドとニュージーランドが各1校となった。
このランキングはロイター・ニュースがクラリベイト・アナリティクスとの協力の下で、学術論文や特許情報をベースに、科学の進歩、新技術開発、新たな市場・産業の推進への貢献を独自に算出したもの。評価軸となった10項目には特許数や特許の成功率と被引用回数に加え、学術論文数や企業との共著論文数の割合などが含まれている。 上位20校は以下の通り。
1 KAIST(韓国科学技術院)(韓国)
2 東京大学(日本)
3 浦項工科大学校(POSTECH)(韓国)
4 ソウル大学校(韓国)
5 清華大学(中国)
6 大阪大学(日本)
7 京都大学(日本)
8 成均館大学校(韓国)
9 東北大学(日本)
10 シンガポール国立大学(シンガポール)
11 漢陽大学校(韓国)
12 北京大学(中国)
13 延世大学校(韓国)
14 九州大学(日本)
15 高麗大学校(韓国)
16 東京工業大学(日本)
17 復旦大学(中国)
18 慶應義塾大学(日本)
19 上海交通大学(中国)
20 光州科学技術院(韓国)