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アフガン選手、パラ・テコンドー女子に出場 一時は参加断念

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朝日新聞デジタル掲載
女子49キロ級(運動機能障害)1回戦、ウズベキスタンの選手と対戦するアフガニスタンのザキア・フダダディ選手(右)=2021年9月2日、幕張メッセBホール、矢木隆晴撮影

 東京パラリンピックのテコンドー女子49キロ級(運動機能障害)が2日、千葉市の幕張メッセであり、政権崩壊で一時、大会参加を断念したアフガニスタン代表のザキア・フダダディ選手(22)が出場した。

 生まれつき左腕に障害がある。北京とロンドン五輪の男子テコンドーで2大会連続で銅メダルを獲得した同国のロフラ・ニクパイ氏に感銘を受け、テコンドーに打ち込むようになった。練習環境に恵まれない中、パラ出場を夢見て練習を積んできたという。

 この日最初の試合では、ウズベキスタンのジヨダホン・イサコワ選手(23)と対戦。緊張した面持ちだったが、積極的に蹴りを繰り出した。第1ラウンドは6―5でリード。その後逆転され、12―17で惜しくも敗れた。

 アフガニスタン選手団は、フダダディ選手と陸上男子のホサイン・ラスーリ選手(26)の2人。東京へ出発する直前の8月15日にイスラム主義勢力タリバンが首都を制圧し、政権が崩壊。混乱の中、一時は大会参加を断念していた。フダダディ選手は動画を公開し、「大会に出場できるよう、どうか手をさしのべてほしい」と訴えていた。

 2人はいったんパリに避難した後、28日に来日して参加にこぎつけた。ラスーリ選手は31日、走り幅跳びに出場し、自己ベストとなる4メートル46を記録した。(荒ちひろ)