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楽しもう、歌を。明日を。

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上:「復興支援音楽祭」のオンライン交流会に参加したLittle Glee Monster。(左から)かれん、MAYU、manaka、アサヒ
下:歌声収録に臨む福島県郡山市の高校5校の生徒たち。(左から)郡山女子大付、安積、日大東北、郡山東、安積黎明

1月中旬、モニターの向こうで歓声を上げる福島県の高校生たちに笑顔で手を振るLittle Glee Monster(リトルグリーモンスター)の姿があった。3月にオンラインで開催される「復興支援音楽祭」で共演する両者の交流会。例年なら生徒たちの練習場所をアーティストが訪れ、直接顔を合わせる場が設けられるところだが、今年はそれがかなわない。しかし、モニター越しでも憧れの人と会話し歌へのアドバイスをもらった生徒たちは、目を輝かせながら言葉の一つひとつに聴き入った。

昨年の音楽祭は、リトグリと高校生たちが本番直前まで準備を重ねながら、新型コロナウイルスの影響で開催を断念。「去年中止になった分、私たちも今年にかける思いが強いので、生徒さんたちと一緒に精いっぱい歌を届けたいと思います」。かれんさんはそう語る。10年前、大きな不安と衝撃のなかで日本中の心をひとつにしたのは“絆”の力だった。交流会に参加した郡山東高校の男子生徒は、「震災の時、大勢の人たちにずいぶん勇気をもらいました。だから今度は、僕たちが歌で感謝の気持ちと“こんなに元気です”ということを伝えたい」と意欲を見せる。

あの時は、誰かがそばにいて息遣いを感じられるだけでも安心できた。しかしコロナ禍の今は、人と人との距離を縮められないことが何とももどかしい。manakaさんはいう。「今回はリモートというかたちですが、離れていてもみんなと一緒に音楽を楽しめる、同じ時間を共有できるというのは希望でもあると思います。だから私たちも、この機会を大切にしたいです」

モニター越しに福島県の高校生と交流するLittle Glee Monster

昨年は彼女たち自身、ライブやイベントの多くが延期・中止となりメンバー同士で会えない日々も続いた。そのなかでリトグリとしてできることは何かを話し合い、リモートでの動画制作やオンラインライブを実現。「元気が出た」「勇気づけられた」といったたくさんのコメントを受け取った。「あらためて、歌には力があることを感じました。本当は直接会って届けられたらいいけど、画面越しでも歌に込めた思いは絶対伝わると思います」。アサヒさんは、自身の経験を踏まえながら参加する高校生たちにメッセージを送った。

交流会の終了後、生徒たちの多くが印象に残ったと口にしたのが、「楽しんで歌う」というリトグリの言葉。ただ音楽に没頭し、合わせた声の響きと一体感を全力で楽しむこと。それがデビュー以来のモットーだという。「歌は、聴いてくださる方にも歌っている自分自身にも力をくれるものだと思います。だからうまく歌えるかと心配するより、この機会をただ思い切り楽しみたいです」。安積黎明高校の女子生徒の言葉は、参加する全員の気持ちだろう。MAYUさんはいう。「前回の開催中止は私たちも本当に悲しかったので、今年はひとつでも多く楽しい思い出を残せるようにしたいです」

歌を収録する安積黎明高校の生徒たち

交流会からひと月後、郡山市で生徒たちの歌声収録が行われた。厳重な感染対策のもと、各校が完全入れ替わりでリトグリとの共演曲や自分たちの選んだ曲を録音していく。「普段の大会では他校の人たちと交流するのが楽しみでもあるので、今回は少し残念です。でも自分たちにできるだけのことはやったので満足しています」。安積高校の男子は、歌い終えて笑顔を見せた。日大東北高校の女子生徒は、「リトグリさんとも他校のみなさんとも会えないけど、音楽はひとつだから、みんなとつながっているという気持ちで歌いました」と、いつもとは違うこんな“合唱”も、良い経験になったと前向きに語る。

震災から時間が経って風景は変わり、人々には笑顔が戻りつつある。そして、明日への希望は着実に育っている。「街も変わりましたけど、私がこの10年で一番変わったと思うのは人の心です。悲しくて不安で閉じこもっていた気持ちが、温かくなって外に開いてきたような感じがします。今日は、これまで頑張ってきた人たち、私たちを支えてくれた人たちに歌でありがとうを伝えたいと思って歌いました」。当時まだ幼稚園児だったという郡山女子大付属高校の生徒は、そんなことを話してくれた。

10年前はまだ小さかった若芽が、すくすくと枝を伸ばし、緑の葉を大きく広げ始めた。生徒たちの明るい歌声は、そのことを教えてくれる。


提供:三菱商事