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「誰のために、何のために仕事をするのか」原点となった出会い

PR by 三菱商事
ユニクロ インドネシアのスタッフたちと(前列左端が嶋雄吾さん)

 

国境にとらわれず日本と世界をどんどんつないでいきたい。そう思い三菱商事に入社しました。これまで食品の輸出入や食品製造事業の投資管理などの仕事をしてきました。今はユニクロを展開するファーストリテイリングのインドネシア法人にCOO(最高執行責任者)として出向しています。日々経営に携わり、多くの学びがあります。

多くの人に製品を利用していただくには、その価値をその国の人々の考え方やライフスタイルに合わせたかたちで伝えなくてはなりません。そのためには、何より現地の人のことを深く理解する必要があります。

インドネシアの新店舗がオープン

実際に現地でビジネスをしてみないと分からないこともたくさんあります。例えば高温多湿なこの国では、冬物はあまり売れないと思われがちです。でも実は冷房の強い室内用や旅行用、ムスリムが肌を露出しないためにと、冬物の需要が意外と多いのです。島によってもニーズは大きく異なり、お店ごとにお客様やその土地の特性に合わせた商品構成をいかにつくるか。実際に店舗に足を運びながら試行錯誤しています。

私が仕事をする上でずっと心がけてきたのは「その国の人々の立場で考え、行動すること」です。自分が取り組むビジネスは、その国の人々の永続的な、真の意味での幸せにつながっているか。常に自分に問いながら、仕事に取り組んできました。きっかけは、パキスタンでともに働いた現地の男性社員との出会いです。彼の言動からは常に「この国を豊かにしたい」との熱い思いが伝わってきました。これから開発されていく国側の視点で、何のために事業を進めるのか、原点を考えることの大切さを情熱的に教えてくれました。その思いに応えようと、私も必死で仕事に取り組み、「誰のための」「何のための」仕事なのか、を深く考えるようになったのです。

2012年、パキスタン・カラチで伝統市場を視察

この経験が、今の仕事にも役立っています。ユニクロはサステナビリティをビジネスの根幹に置き、その地域の人々の立場に寄り添って事業を展開しています。インドネシアは平均年齢が若く、ポテンシャルに満ちた国。同時に、経済格差や貧困といった社会課題も抱えています。この国でビジネスを拡大し、機能的で質の高い衣服を多くの人に提供することで人々の生活をより快適なものにする。日常と心がもっと豊かになる。そんな姿を目指して日々事業に取り組んでいます。

また少し前に、うれしいことがありました。ジャワ島の地方から出てきて、ジャカルタ ユニクロ1号店の販売員として働いていた女性社員が、先日出身地にオープンした店舗の店長に就任したのです。開店日には彼女が仕送りをしていた地元の家族がかけつけ、涙を流して喜んでいました。この姿を見た時に、自分にとって最大の喜びは、お客様の喜ぶ顔や社員の成長を見ることだと改めて実感しました。

誰のために、何のために仕事をするのか、原点に立ち返って考えることを忘れずに、これからも目の前の仕事に全力で取り組んでいきます。

人口2億6000万人以上と、世界で4番目に大きな市場をもつインドネシア。近年は堅調な経済発展が続いており、中間層が拡大。スマートフォンユーザーが増加したため、ECや配車アプリ、フィンテックなどのIT系スタートアップも急成長している。ITを活用することで、この国が抱える教育や農業、物流や金融の課題を解決しようとの動きも活発になってきた。

現在、インドネシアには世界で5番目に多い2,000社以上のスタートアップ企業があるという。すでにASEANを代表する「ユニコーン」企業が何社も誕生。国民経済の底上げによって格差是正を目指す政府も、「デジタル系スタートアップ1,000社の創業支援」を目標に掲げ、後押ししている。東南アジアを代表するスタートアップ大国の今後が楽しみだ。