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消費主義は信仰蝕む「ウイルス」、ローマ教皇が買い物自制呼びかけ

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12月1日、ローマ教皇フランシスコはクリスマスに向けて買い物が増える時期に際し、過剰な消費主義に抵抗するよう呼びかけた。写真はイタリアのグレッチョで撮影(2019年 ロイター/Vatican Media)

[バチカン市 1日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは1日、クリスマスに向けて買い物が増える時期に際し、過剰な消費主義に抵抗するよう呼びかけた。また、消費主義は信仰に挑戦し、貧しい人々を攻撃するウイルスだと批判した。

教皇はミサの講話で、「物のために暮らせば、物はけっして充分とはならない。欲望がふくらみ、他者が競争の障害となる」と指摘。今日、世界の多くの場所で「消費主義が君臨している」と述べた。

この日は米国のブラックフライデーとサイバーマンデーの間に当たった。

教皇は、「消費主義はあなたの(家の)扉を叩く兄弟を忘れさせるゆえに、信仰を蝕むウイルスだ」と述べた。

その上で、クリスマスに向けて「今月にいたるところで煌めき、目をくらませる閃光である消費主義に抵抗するように」と人々に呼びかけた。

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