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これがアジアをスマートに旅する必須アプリだ

ニューヨークタイムズ 世界の話題
You may rely on Google Maps and Uber in the United States, but if you're traveling to Japan, Korea or China, consider installing WeChat, KakaoTalk or Line. (Lars Leetaru/The New York Times) -- NO SALES; FOR EDITORIAL USE ONLY WITH NYT STORY ASIA TRAVEL APPS BY HAHNA YOON FOR JULY 7, 2019. ALL OTHER USE PROHIBITED. --
Lars Leetaru/©2019 The New York Times

世界で最も人気のメッセージアプリはWhatsAppだが、アジアにはその他に有力なスマホアプリが三つある。中国のWeChat、タイのLINE、韓国のKakaoTalkだ。テキストや動画などのメッセージ機能に加え、Uber、Google Maps、Apple Payの機能、つまり地図やライドシェア(車の相乗り)、キャッシュレス決済などの機能を備えている。

特に旅行者にとって、これら三つのアプリは旅のスムーズな計画づくりや現地の生活に溶け込むのに役立つ。アプリの機能の一部は地元限定であることは念頭に置くとして、これらのワンショットアプリをダウンロードして使えば十分なサービスを利用して、アジアでの滞在を充実させられるだろう。

■WeChat:即時翻訳とすばやい決済

中国ではGoogleやFacebook、Instagramといった人気のサービスがブロックされているなかで、近年、人気が高まっているソーシャルメディアのプラットフォームがWeChat(微信)である。その翻訳ツールと決済機能の二つは旅行者に最も役立つ機能だ。

まず、いずれかのアプリケーションストアでWeChatをダウンロードする。スマホの初期設定が英語になっていれば、アプリは英語でインストールされる。英語以外の場合は、アプリの右上の隅をクリックして18種の言語から選択できる。

レストランのメニューや北京語だけのサイトなど、アプリ外のテキストや単語を翻訳するにはアプリの下部にある「発見」タブをタップして「スキャン」を選択する。「スキャン」のページ画面で「QRコード」をスキャンしたり、翻訳するテキストの画像を撮ったりすることができる。テキスト画像を撮って1秒後には北京語のテキストが自動的に英語で表示されるし、その逆もできる。

中国語のメッセージを受信したら、そのテキストを長押しすると、英語を含む20以上の言語で即時に翻訳が表示される。

WeChatの決済機能は、友人間の送金から屋台での食べ物の支払いまで何でもできるよう設計されているが、現地の銀行口座を持っている必要がある。

ただし、旅行者らユーザーは、地元の友人の助けがあれば、口座開設を避けられる。友人に現金を渡した後、その友人がアプリを通して仮想の赤い封筒(「hongbao=紅包」と呼ばれる)でおカネをユーザーに電子転送できる。ユーザーが初めて赤い封筒を開くと、アプリの「本人」のページ画面にポップアップされるお財布タブが起動する。そうしたらユーザーはWeChat Pay(微信支付)にアクセスして使うことができる。

これが一番簡単にユーザーの財布を補充する方法だが、ユーザーがPayPalのアカウントを持っていればSwapsyのようなサービスも利用できる。このSwapsyは、PayPalのアカウントに入っているおカネをWeChatのおカネと交換できる通貨交換サイトだ。

「WeChat Payはダウンロードするのが難しいが、何であれ中国で活動するには生命線だ」。アジアを頻繁に旅行しているChoi Dahye(42)は言う。ソウル在住で、韓国内外でピアノ教師をしているChoiは、この機能を使って列車の切符を予約したり、遊園地でのフェースペインティングの代金を支払ったりしている。

■LINE:アジアのどこでも有用で、タイでは一番

メッセージアプリLINEは、日本をはじめ台湾やタイ、インドネシアなど広範囲に1億6400万人のユーザーがいる。こうした国々を訪れ、ショートメッセージのような簡単な手段でコミュニケーションをとる必要があるなら、LINEの用途は多い。

決済機能としてLINE Payがあるが、これは現地の電話番号を持っていない旅行者らユーザーは使えない。だが、使う方法はある。ユーザーがWeChat Payを持っていれば、LINEとの提携で、この中国のアプリがすべてのLINE Payベンダーで使える。

旅行者にとってLineの最も実用的なサービスはLine Manで、タイで使える。この機能は「日々の暮らしの支援アプリ」と称しており、レストランやコンビニの注文に使ったり、タクシーを呼んだり、小包を送ったり受け取ったりするのに役に立つ。アプリで注文し、サービスの代金は現金で払える。

タイの首都バンコクで壊れやすいお土産を手に入れたとしたら、東南アジアの旅行中、それをずっと持ち歩いていたくはないだろう。その場合、アプリを使って、ユーザーが投宿するホテルで荷物をタイ郵便局に集荷してもらうよう手配し、それを現地の郵便料金でユーザーの自宅に送ってもらうことができる。

■KakaoTalk:位置を知らせ、タクシーを呼ぶ

KakaoTalkは2018年10月時点で、人口約5100万の韓国に4400万人のアクティブユーザーがいる。このKakaoTalkとLINEには多くの共通点がある。それぞれがユーザーを引き付ける多様な絵文字が使えることや、実店舗のように、絵文字のキャラクターで利益を得てうまくやっているフランチャイズを持っていることなどだ。 KakaoTalkの場合、韓国を旅行する人に特に有用なアプリが二つある。KakaoMapとKakao Tだ。

KakaoMapは行く場所を検索し、そこへ徒歩、車、公共交通機関などで行く道筋を示してくれる地図アプリである。このアプリは、韓国では限定ライセンスで運用されているGoogle Mapsよりも使い勝手がいいだけでなく、近くの地下鉄やバス停をクリックして到着時間をリアルタイムで知ることができるし、駅構内のトイレを見つけたり、目的地までのタクシー料金の見積もりを出したりできる。

旅行者がタクシーを呼んだり、道順を調べたり、駐車場を探し出したりしたい時にはKakao Tが使える。同社は近い将来、女性専用タクシーのサービスを開始する予定。KakaoMapとKakao Tは別々にダウンロードし、それぞれログインするにはKakaoTalkのアカウントが必要だ。(抄訳)

(Hahna Yoon)©2019 The New York Times

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