コロンビア大使が掘り出し物を探す日曜日の「大江戸骨董市」

私が好きなのは、「大江戸骨董市」です。東京国際フォーラムで、隔週で日曜日に開かれます。ぶらぶらしながら、古い民芸品など、掘り出し物を探すのが楽しみです。コロンビアに帰ったら、個人的に美術館を開きたいほどです。

来日して2年になりますが、休みには、一人で散歩やサイクリングをするのが好きです。都内だけでなく、全国各地を訪れ、県知事に会ったり大学を訪ねたりします。私は以前、経済学の大学教授もしていたので、日本とコロンビアの大学間の提携などもできないかと考えています。音楽、哲学、農業など様々な分野が考えられます。

私はこれまで、さっぽろ雪まつりが開かれていた北海道、神秘的な高野山、金沢など、いろいろな素晴らしい場所を訪れました。危険なのは食べ物。おいしすぎて止まらない。とんかつ、すき焼き、しゃぶしゃぶ……。日本は安全だと言われますが、食べ過ぎが危険です。

2018年は、日本とコロンビアの修好110周年です。20世紀初めにコロンビアに移住した日本人には、コロンビアの著名な恋愛小説に出てきた「天国」という名の農場にあこがれて来た若者たちもいるんです。天国を目指してコロンビアに行ったなんて、美しいと思いませんか。

コロンビアは気候も多様で、コーヒー、バナナ、カーネーションなど魅力的な特産品がいっぱいあります。みなさんが、母の日にお母さんに贈ったカーネーションはコロンビア産だったかもしれません。

コロンビアはゲリラとの和平合意も結び、治安も安定しています。日本人にはコロンビアを観光してほしいし、留学にも来てほしいです。

＜大江戸骨董市＞江戸開府400年を記念して2003年に始まった。東京国際フォーラム地上広場で毎月第1、第3日曜日に開かれている日本最大級の露天骨董市で、日本の着物や人形や陶器のほか、欧米のアクセサリーなども並ぶ。12年からは代々木公園でも不定期に開かれている。

＜コロンビア大使館＞所在地は品川区上大崎3丁目。1957年に土地を購入。隣接する大使公邸では、コロンビア特産のバラをPRするため、イベントを開催し、様々な種類のバラの生花や加工品を紹介するなどしている。