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ウェブスター辞典、今年の単語は「正義」 トランプ米大統領絡み

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フランスのブルターニュ高等法院で2009年4月2日撮影(2018年 ロイター/Stephane Mahe)

[17日 ロイター] - 「米国で最も信頼性の高い辞典」を名乗るメリアム・ウェブスター辞典は17日、2018年に最も検索された単語として「justice(正義)」を選んだ。

同辞典を出版するメリアム・ウェブスター社の広報担当者によると、同社サイトにおけるこの単語の検索回数は前年比で74%増加した。

米国では8月、2016年米大統領選へのロシア介入疑惑絡みでトランプ大統領が、モラー連邦特別検察官による捜査をセッションズ司法長官(当時)はやめさせるべきだとツイート。これに対し、「obstruction of justice」(司法妨害)という特定用途の単語が用いられ、検索回数の増加につながったとみられるという。

同辞典の共同編集者、エミリー・ブルースター氏は「聞き慣れた単語が抽象概念を表している場合に、最も検索数の多い単語となることが多い」と説明。「『justice』のような普通の言葉が、非常に具体的で専門分野もしくは法律に関する文脈で使われている場合、詳細と定義におけるニュアンスを調べるために辞典が引かれる」と述べた。

ほかの候補としては「nationalism(国家主義)」「pansexual(汎性欲主義的な)」「lodestar(北極星)」「epiphany(突然のひらめき)」「feckless(無益な)」「laurel(栄誉を与える)」などが挙がった。

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