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コンビニおにぎり開封失敗そして成功 反響動画、投稿主は元スケートのカナダ五輪代表

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スピードスケートの世界大会で滑走するアナスタシア・バクシスさん=2013年、ロシア・ソチ、ロイター
スピードスケートの世界大会で滑走するアナスタシア・バクシスさん=2013年、ロシア・ソチ、ロイター

思わずほっこりするような話だが、この女性はアスリートのジェンダーやメンタルヘルスの問題に熱心に取り組むスピードスケートの元カナダ代表だ。

女性は、アナスタシア・バクシスさん。現在、カナダ公共放送「「CBCスポーツ」のリポーターとして東京オリンピックを現地から伝えている。

バクシスさんは7月、7月27日、ツナマヨネーズのおにぎりを開けようとしたが、包装フィルムがうまく引き抜けずにのりがやぶれてしまう動画をTwitterに投稿。「助けて下さい」と日本語で訴えた。

これに対し、日本のユーザーとみられるアカウントから、動画やイラスト付きで開け方を教えるリプライが相次いだ。

そして2日後の29日、再び「開封動画」を投稿。「もう一度やってみます。みなさんありがとう」と開け始め、慎重な手つきでフィルムを引き抜くことに成功すると日本語で「日本大好き、おいしい!」と言ってほおばった。

投稿にも「日本の素晴らしい人々に感謝します。あなたは私を助けてくれました」と感謝の言葉をつづった。

バクシスさんは元スピードスケート選手で、バンクーバー(カナダ、2010年)とソチ(ロシア、2014年)の両冬季オリンピックに出場した経験がある。

バクシスさんは競技者として活躍しただけではく、ジェンダー問題やアスリートのメンタルヘルスの問題にも熱心に取り組んでいる。

自身、2013年にレズビアンであることを公表。当時、ロシアがソチオリンピック前に制定した、いわゆる「同性愛宣伝禁止法」への反対姿勢を鮮明にした。