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【立教大学】世界、社会、隣人のために――教育理念とリベラルアーツに基づく実践で、SDGsに貢献する

Learning PR by 立教大学 公開日:

持続可能な開発のために2015年9月の国連サミットで採択された国際目標、SDGs。17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなるこのSDGsに、今、各大学も積極的に取り組んでいます。多様性社会の推進、環境、貧困、格差、教育など世界が抱える諸問題の解決に向けて、それぞれの特色を生かした研究を行っている9つの大学に、その活動内容と目指すところについて聞きました。

■長有紀枝副総長インタビュー SDGsに寄与する教育・研究活動の「見える化」「つなぐ化」を推進

「キリスト教に基づく教育」を礎とする立教大学では、「普遍的なる真理を探究し、私たちの世界、社会、隣人のために」という教育理念を掲げ、他者や社会のために行動する精神を重視してきました。SDGsは、まさにこの理念と合致するものです。また、多様な領域を包摂した17の目標の実現には、分野横断的なアプローチが欠かせません。本学がリベラルアーツ教育により育成する「一つの専門知では対処できない問題に向き合う人物」こそ、その達成に大きく貢献できると考えています。
創立当初から実施してきたボランティア等の正課外教育活動や、教育・研究活動の中には、すでにSDGsと関連する取り組みが多数あります。現在、これらの活動と17の目標との結び付きを「見える化」し発信するとともに、取り組みや担い手の「つなぐ化」を学内外で推進し、さらなるシナジーの創出を目指しています。知の集積を生かした実践と人材育成を通じて、これからも持続可能な社会の実現に向けて力を尽くしたいと思います。

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「開発経済」「人道支援」などの国際協力に関する分野を英語で学び、途上国等でフィールドワークを行う「国際協力人材」育成プログラム

■ローカルからグローバルまで、フィールドワークで地域やコミュニティが抱える課題に向き合う

現場での実体験を通して社会課題を考える教育を重視してきた立教大学。SDGsの達成につながるこうした実践的な取り組みの一部を、単位が認定される正課科目として設置しています。「国際協力人材」育成プログラムでは、英語で開講される科目と海外フィールドワークを通して、地球規模の課題に対応できる力を育成。同じく座学と現場での活動を組み合わせた「立教サービスラーニング(RSL)」では、フィリピン、池袋、埼玉、新潟県南魚沼などのフィールドで現地の課題に向き合います。2020年度にはSDGsをテーマとするRSL科目も新設されました。また、2007年に産学連携協定を締結した立教大学と武蔵野銀行による「ぶらって埼玉プロジェクト」では、埼玉県内の地域活性化を目的とした「まち歩きマップ」を制作。持続可能なまちづくりに貢献しています。
学内の多くの研究機関も、これまでにSDGsの各目標と関連する研究を推進してきました。日本初のESD(持続可能な開発のための教育)研究機関であるESD研究所や、ソーシャルビジネスの創出を目指す社会デザイン研究所など、独自性の高い研究活動に取り組んでいます。

「ぶらって埼玉プロジェクト」では観光学部を中心に埼玉県内8地域のまち歩きマップを制作。2020年には『ぶらって秩父』が完成(中央)

■「誰一人取り残さない」――多彩な活動を通して、「共に生きる」精神と「自ら主体的に行動する」力を育む

キリスト教の精神や教育理念を反映した取り組みとして、創立当初から積極的に推進してきた取り組みがボランティア活動や立教キャンプなどの正課外教育です。現在も他者との関わりを通して「共生・協働」のマインドを養い、「誰一人取り残さない」を掲げるSDGsにつながる視点を身に付けるプログラムを多数展開しています。
自然や人々との関わりの中で環境問題を考える林業体験(岩手県陸前高田市)や農業体験(山形県高畠町)、知的しょうがい者施設で労働奉仕を行う「奥中山ワーク・キャンプ」、高齢者福祉施設で介護活動に携わる「榛名ボランティアキャンプ」など、多彩なプログラムが特徴です。さまざまな出会いと気づきを通して、SDGsをはじめとした社会課題を知識として理解するだけでなく、自分は何をすべきかを考え、自ら主体的に行動できる人物を育成しています。

農作業や地域の人々との交流を通して、「食」と「農」を巡る問題を考える「農業体験in山形県高畠町」

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