会見を終え、トランプ大統領が退室しようとした時、アザール厚生長官とペンス副大統領についての質問が飛び交った。トランプ氏はまるで自分が注目されないことを不快に思うような表情を浮かべ、返答が終了する前に会見室を去った=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
トランプ大統領の会見前、記者団がそれぞれ準備を進める。C N Nのサンジェイ・グプタ記者(写真中央)が音声チェックをしている。写真右の男性は、大統領の背後から撮影するためにカメラを天井に仕掛ける作業をしている==ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
定例会見が行われなくなったため、外でテレビ出演を終えたサンダース報道官(中央)を待ち構え、囲み取材する記者団。サンダース氏は2017年7月に報道官に就任したが、わずか2年弱でホワイトハウスを去った=ワシントン、ランハム裕子撮影、2019年1月18日
ホワイトハウスを出発するトランプ氏を見送るステファニー・グリシャム報道官。昨年6月の就任以来一度も会見を行わなかったが、就任直後行われた米朝首脳会談で、米記者団の取材を遮断しようとした北朝鮮の警護員に体当たりをして取材ができるようにしたことで注目された。
トランプ大統領による新型コロナウィルスについての会見が始まるのを待つ記者団。開始予定は午後6時30分だったが、4時過ぎには大勢の報道陣がすでに詰めかけていた。写真中央の奥にはC N Nのサンジェイ・グプタ記者の姿も=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
ホワイトハウスのローズガーデンで国家非常事態宣言に臨むトランプ大統領とペンス副大統領。ローズガーデンは祝賀式典に使われることが多いため、新型コロナウィルスによる非常事態宣言がこのような形で行われるのは、記者団にとって想定外だった=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年3月13日
サンダース氏は2017年7月、スパイサー氏の後任として報道官に就任。その後わずか2年弱でホワイトハウスを去った。就任して間もない頃は定例会見が行われ、記者団との激しいバトルが連日繰り広げられていた=ワシントン、ランハム裕子撮影、2018年4月23日
会見室にある49の座席の下には会社名のプレートが付いている。これはフォックス・ニュースの席。床にはケーブルやマイクが散乱している=ワシントン、ランハム裕子撮影、2018年4月18日
コロナ対策チームを率いるペンス副大統領。感染を恐れる国民へのメッセージを求められた際、トランプ氏は「君はひどいリポーターだ」と記者を攻撃。一方ペンス氏は「どうか怖がらないで。慎重にいきましょう」と冷静なメッセージを伝えた=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
会見に臨むため新型コロナ対策チームのメンバーが続々と登場する。医師を中心とし結成された対策チームには、経済対策の必要性からムニューシン財務長官や国家経済会議のカドロー委員長なども含まれている。会見には対策チーム外のケリーアン・コンウェイ大統領顧問も出席した=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
グローバル・ヘルス・セキュリティー・インデックスによる「疫病対策準備が整っている国」の表を見せ、コロナ対策の準備は万端だと訴えるトランプ氏。このグラフでは1位が米国、2位からは、イギリス、オランダ、オーストラリア、カナダの順。韓国は9位で、日本は21位、イタリアは31位だった=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
選挙集会でトランプ氏が「フェイクニュースはどこにいるかわかっているんだ!」と言うと、支持者たちは一斉にカメラスタンドの方向を見てブーイングをする。これがトランプ集会ではお決まりの儀式になっている=フロリダ州オーランド、ランハム裕子撮影、2019年6月18日
会見でトランプ大統領に質問しようと挙手する記者団。中国の中央テレビ、C C T Vは、会社名をかざしながら「C C T V!」と叫びトランプ大統領に注目されるよう努めた=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
「中国からの渡航を早期に制限したことで自分は素晴らしい評価を得ている」と口を尖らせて語り、「全てがきちんとコントロールされているから心配ない」と繰り返すトランプ氏=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
トランプ大統領が会見に持参した資料。いつもの黒マジックを使ったトランプ氏の手書きメモが見える。「飛行機をキャンセル」、「10年で最大36万人」、「6名が回復」などと書き足されている=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
自分以外の人がマイクを持つと不機嫌な顔を見せるトランプ氏。会見で「自分がフェイスブックで1位になった」と誇り、「何の1位なのかよくわからないけどね」と笑顔で付け加えた=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年2月26日
ホワイトハウスのローズガーデンで国家非常事態を宣言したトランプ大統領に質問しようと手を上げる記者たち=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年3月13日
国家非常事態宣言でトランプ大統領の隣に並ぶ米国立アレルギー・感染症研究所の所長、今回の対策チームの中心人物、アンソニー・ファウチ氏(左)。トランプ氏が会見で事実に反する議論をする度に、ファウチ氏は科学者としてデータに基づいた説明をする=ワシントン、ランハム裕子撮影、2020年3月13日