ハンドルのない自動運転車、ヒューストンでピザ宅配へ
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[ワシントン 6日 ロイター] - 米道路交通安全局(NHTSA)は6日、ソフトバンクグループが出資する米新興企業ニューロに対し、ミラーやハンドルなど人が運転するための装備を持たない低速の自動運転宅配車の公道走行を初めて認めた。
ニューロは数週間以内にヒューストンで公道試験を開始し、ピザや食品などを配達する。
走行が認められたのはニューロが開発した自動運転宅配車「R2」。普通の乗用車の半分程度の幅で、ハンドルや人が座る座席はない。車体上部に向かって開く近未来的な「ガルウィング」ドアが特徴だ。
小売り大手のウォルマートとドミノピザは昨年、ニューロとの宅配試験サービスを開始する方針を表明していた。
R2は近距離の宅配用に設計されており、あらかじめ決められた公道を走行する。人間が遠隔地で走行状態を見守り、必要な場合は遠隔操作ができるという。