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日本食は「力の源」 シンガポールで卓球日本代表選手団を支えた食のサポート

PR by 全農
差し入れされた日本食を手に笑顔の(写真左から) 丹羽孝希選手、石川佳純選手、張本智和選手

卓球台が並ぶ選手たちの練習場。入口脇に設置された選手ラウンジに並んだのが、おむすびだ。同大会に参加する日本代表選手団とスタッフ・関係者向けに全農が用意した。海外輸出向けの業務用国産米「SAKURA RICE(サクラライス)」を日本から輸入し、シンガポールの日本料理店「哲平食堂」の協力を得て、シンンガポールで炊き上げ、作った。具は「梅」「こんぶ」「高菜」「じゃこ」「肉みそ」「鮭」「のりの佃煮」「おかか」「塩」の9種類。大会開催期間中、日替わりで4種類ずつ、毎日300個のおむすびと、200個のいなり寿司を選手ラウンジ、運営者、VIPラウンジの3カ所に届けた。

全農は2012年に卓球日本代表オフィシャルスポンサー契約を締結。以来、「ニッポン人の活躍を『ニッポンの食』で支える。」をスローガンに掲げ、選手の食生活をサポートしている。これまでも選手の海外遠征時には、パックご飯やフリーズドライの味噌汁、ドライフルーツなどを差し入れてきた。今年からはさらに、一歩踏み込んだ食のサポートとして、現地の日本料理店などと協力し、現地で作った日本食を提供する取り組みを始めた。今回のおむすびもその一環だ。

日本産米を使用したおむすび

選手や関係者からの評判は上々だ。今年6月の「ITTFワールドツアー香港オープン」、同10月の「2019ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン」でも食事提供の機会を設けており、全農によるこうした食のサポートは選手や関係者の間で徐々に浸透している。最近は「会場で『全農』の赤いロゴマークのテーブルを見つけると、今日は何が用意されているのかと、みんなが引き寄せられていくほど」と日本卓球協会の関係者は話す。

卓球は毎週のように国際大会が開催され、海外から海外への転戦を繰り返す選手も少なくない。今回も前の大会が行われたオーストリアからシンガポールへ直接入った選手・スタッフもおり、「ヨーロッパでは、日本から各自持参したもの以外、なかなか日本食を食べるチャンスがなかった。国産米のおむすびが、試合会場で気軽に食べられる環境は本当にありがたい」と話す。海外で過密日程の試合を戦う選手や、それを支えるスタッフにとって、全農の日本食の提供は大きな力の源となっている。

いなり寿司を味わう大会関係者

日本食材の魅力発信、ジャパン・フードキャンペーンを同時開催


全農は協賛するT2ダイヤモンド・シンガポール大会が実施されたのに合わせ、日本食材の魅力を発信する「ジャパン・フードキャンペーン」を開催した。日本からシンガポールへ国産農畜産物の普及・輸出拡大を手がけるシンガポールの現地法人「全農インターナショナルアジア」が中心となって企画。日本から輸入した米や野菜・果物を使ったメニューを、飲食店2社に店頭展開してもらった。

選手に提供するおむすびの製造を手掛けた、哲平食堂は「おにぎりフェア」を展開。シンガポールで展開する4店舗で、選手に提供したものと同じ「梅」「こんぶ」「高菜」やオリジナルの「和牛そぼろ」などを販売した。店頭では母親が子供に食べさせる姿がみられるなど、売り上げは好調という。

哲平食堂で展開されたキャンペーンの様子

今回、おむすびで使用した輸出向けの業務用国産米「SAKURA RICE(サクラライス)」は、今年4月に発売したばかりの新商品。全農のグループ会社が今後の日本食材の海外輸出拡大を見据え、輸出専用米として初めて開発した。粒がしっかりしていて、みずみずしく、冷めても味が落ちないという国産米の特長を維持しつつ、海外の日本料理店でも採用しやすい価格帯を目指した。さらに、米を研がず水を注いでそのまま炊くことのできる「無洗米」にすることで、店舗で洗米作業の手間が省けるという付加価値をつけた。

哲平食堂では、すでに店舗メニューの海鮮丼やお弁当などでもさくらライスを採用している。オーナーシェフの山下哲平氏は「米は炊き上がってすこし時間が経過した後に味の差が出やすいが、SAKURA RICEは冷めても味が落ちないのが魅力。また、店では三升釜や一升釜を使って1日4〜6回はお米を炊くが、無洗米になったことで、洗米作業が省けるのは店舗オペレーションの面で大変助かっている」と話す。 また、近年シンガポールでは「日本ツウ」も増え、哲平食堂を訪れる顧客の中にもお米にこだわる人が多いという。「米がおいしいと言われたときは一番の喜びを感じる。日本食の作り手として米にはこだわり続けたい」(山下氏)。

焼き肉チェーン「牛角」は、キャンペーン期間中、シンガポールで展開する9店舗で、全農から仕入れた日本食材を使用したメニューを販売。和牛をはじめ、SAKURA RICEを使ったのりご飯やガーリックライス、北海道産のたまねぎを使ったオニオンサラダ、群馬県産のキャベツを使った塩キャベツ、山梨県産のシャインマスカットなどを用意した。

キャンペーン期間中、「牛角」で販売された日本食材を使用したメニュー

シンガポールではめずらしい日本産のシャインマスカットは、氷の入った器にミントの葉を添えて提供。ふっくらツヤのある見た目に、濃厚な甘味で多くのシンガポール人を惹きつけている。今回初めて採用した日本産のたまねぎは、従来のマレーシア産に比べて、みずみずしさがあり、辛味と甘味のバランスも良く、牛角として初めて生のサラダで活用することができた。顧客からの反応も良く「今回使用して、日本の食材の良さを再認識した。今後も継続的に取引を続けていきたい」(日野岡幸彦マネージングディレクター)と評価する。かつてのように「日本産」というだけで訴求できる時代は終わった。「サプライヤーと連携し、日本食材のより深い情報や裏にあるストーリーを伝えることで、さらなる需要を喚起していきたい」(日野岡氏)としている。

全農インターナショナルアジアが取り扱うシンガポールへの米や野菜・果物の輸入販売金額はここ数年で拡大している。同社の高須博幸社長は「シンガポールで『日本食』は身近になった。次は日本の農産物をもっと身近にしたい。そのためには、まず顧客と直接の接点を持つ飲食店や小売店で、日本の米や野菜、果物を扱っていただける拠点を増やしていきたい」と目標を掲げている。