繁殖研究という名目で各国に貸し出されるパンダ。だが、送り込む側の中国政府は、自国のイメージをソフトに上書きする「外交官」の役回りも期待している。親しみやすさの演出を背負わされて、どれほど効果は上がっているのだろう。
中国にだけ生息するパンダ。ファンの多い日本に続き、本家・中国や韓国では、意外にも最近になってから人気が出ました。その理由と、背景にあるものは?世界各地のパンダを訪ね歩いている記者が探ります。
古代から霊場として信仰を集め、院政期に権力を握った上皇が歩き始めた熊野古道。やがて庶民にも広がり、一時は「ブーム」になった。この古い巡礼の道をいま、世界各国の人が歩いている。日本にいても行く人は多くないこの場所に、なぜ海外から人が集まるのか。何を求めて歩くのか。