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Breakthrough 突破する力 米国立保健研究所主任研究員 小林久隆が挑む「がん細胞を消す」夢の治療法

 

「1位になれへん」高校で自問

Photo: Lanham Yuko

研究医を志したのは高校時代。進学校の灘高校で、秀才たちに囲まれて自問した。「数学や物理では1位にはなれへん。だけど広い知識を集約するのなら、僕の頭は生かせるかも」


好きなことには、とことんこだわる。得意の化学は、高校時代に独学で大学の教科書を読みあさった。京都大医学部に進学後も、理学部の研究室に通って実験に打ち込んだ。構造式を見ただけで化学物質のふるまいや性質が頭に浮かぶほどの知識を蓄え、今では米化学会の専門誌の編集委員を務める。


中高の6年間、硬式テニスにも打ち込んだ。ダブルスを組んだ朝日大歯学部教授の北井則行は、前衛での攻撃的なプレーにこだわる小林が中学生に推奨されていた木製ではなく、金属ラケットを使っていたことが印象に残っている。「周囲に何か言われても気にしない。マイペースで頑固なところがあった」


(次ページへ続く)

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