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資本効果? 作家効果? 「ミスター・サンシャイン」 3話で視聴率10%台に

東亜日報より 更新日: 公開日:
東亜日報より

2016年のドラマ「太陽の末裔」、2017年の「トッケビ」に続き、2018年は「ミスター・サンシャイン」のブームが来るだろうか? 3話で10%台の視聴率を記録したtvN(注:韓国のケーブルテレビチャンネル)の全24話の週末ドラマ「ミスター・サンシャイン」は、上半期から今年の最注目作として話題だった。ドラマ自体の完成度からキャスティング、制作陣、制作費まで、様々な話題を生む「ミスター・サンシャイン」のあれこれをキーワード別に整理してみた。

ネットフリックス

「ミスター・サンシャイン」の制作費は430憶ウォン(約43億円)と推定される。ネットフリックスの「太っ腹な投資」のおかげで可能な金額だ。スタジオドラゴンは6月、ネットフリックスと「ミスター・サンシャイン」の放送契約を結んだと発表した。契約金額は明らかにしていないが、契約金額が前年度の売上額(2017年 2868憶ウォン)の10%を超えた場合のみ公示義務があることを考慮すると、最低287億ウォン(約29億円)以上と予想される。

ネットフリックスの異例の大規模な投資は、韓国ドラマの世界市場での競争力を認めた事例と理解されている。ところが、一方では国内ドラマ市場が巨大資本に侵食されることを心配する声も上がっている。ある地上波放送局のドラマ局関係者は「既存の地上波のミニシリーズドラマは1話あたり制作費が5億~6億ウォン(約5千万~6千万円)レベルなのを考えると、1話あたり海外資本だけで12憶ウォン(約1億2千万円)が投じられるのは、生態系を乱しかねない」と話す。

キム・ウンスク

旧韓末(朝鮮時代末期から大韓帝国までの時期)という時代背景にもかかわらず、「ミスター・サンシャイン」のそこここに「キム・ウンスク・ドラマ」の香りが漂う。ドラマ初盤の「私の浪漫はドイツ製銃口の中にあるのみ」などのセリフは、「やっぱりキム・ウンスク」という反響を呼んだ。鍾路(チョンノ)に初めて街灯が灯った瞬間、2人の主人公が出会う演出も、キム氏と3度目のコンビを組むプロデューサー、イ・ウンボク氏の感覚が光る。ただ、キム氏のロマンスの要素が今回は不安要因だ。レベルの高い演技を見せていても、「89年大学入学」のイ・ビョンホンと「90年生まれ」のキム・テリのロマンスになじめないという意見が少なくない。

間接広告(PPL)

韓服(韓国の伝統衣装)を美しく着て市場に出たキム・テリ。飴玉をなめながら楽しそうな彼女の姿の後ろに「フランス製パン所」の看板が鮮やかだ。某フランチャイズ製菓店のPPLだ。イ・ビョンホンは、カフェマニアのように窓辺に立って美しいカップを手にコーヒーの香りを楽しんでいたと思ったら、突然、「このカップは最近の流行か」と聞く。CJ系列社のコーヒーカップのPPLだ。
キム・ウンスク氏は、前作から間接広告を幅広く活用してきた。「ミスター・サンシャイン」は時代劇の特性上、間接広告の活用は難しい、という予想は外れ、各種ブランドがドラマのそこここに登場している。ハンドバッグ、宝石ブランドのPPLも予告されている。これについては「隠れたPPLを探すのもささやかな楽しみ」という意見と、「時代劇に登場するPPLの多さに集中が途切れる」という相反する意見が飛び交う。

歴史考証

キム・テリの親は1870年代に日本で義兵活動中に亡くなったと出てくる。ところが、旧韓末、義兵が初めて登場したのは1890年代半ばだ。歴史考証に誤りがあったのだ。また、劇中、ユ・ヨンソクが所属する「黒龍会」が明成皇后殺害事件と密接な関係がある実在の日本の極右組織だったという事実が知られ、親日派の美化だという批判が起きた。これについて制作陣は、「親日派の美化という意図は決してなかった」という弁解とともに謝罪文を掲載し、音声を録音し直す方法で黒龍会を「ムシン会」という架空の組織に修正した。

(2018年7月16日付東亜日報 イ・ジウン記者)

(翻訳・成川彩)