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[第93回]ロシアの極寒スポーツ 雪の水泳、サーフィン、マラソン



マラソンで選手は防寒用フリースを着ていた/水面には氷が漂う

photo: Nakagawa Hitoki




零下30度も珍しくない真冬のロシア。でも、スキーやスケートだけがスポーツじゃない。雪や氷に囲まれながら、水泳やサーフィン、マラソンなどのスポーツを楽しむ人が増えている。何が彼らを引き付けるのか。(ウラジオストク支局長・中川仁樹)




photo: Nakagawa Hitoki

凍った湖の一角に漂う霧の中から、ピンクの水泳帽が現れた。零下30度。薄い氷が漂う水面をかき、水着姿の女性が泳いでくる。25メートルを泳ぎ切ると両手を上に突きだし、「超気持ちいい!」と叫んだ。


ロシア極東ハバロフスクから車で約1時間のドラガ湖で1月中旬、冬季水泳大会が開かれた。厚さ70センチの氷をチェーンソーで切り抜き、長さ25メートルの臨時プールをつくった。水温は1度前後。霧はプールから蒸発した水蒸気が急に冷えてできた。参加したのは25078歳の40人余り。ピンク帽のリュドミラ・ジュラブリョバ(78)は70歳で水泳を始め、今回初めて出場した。「来年は200メートルに挑戦する」

photo: Nakagawa Hitoki

大会は今年で5回目だ。低温で筋肉が硬直する恐れがあるため、浮輪を持った救護隊員が選手の横を常に歩く。体を温めるための簡易サウナもあった。200メートル競技では9人のうち3人が棄権。アントン・トレチャコフ(37)は「100メートルあたりで寒さを感じ、泳ぐのをやめた。すぐやめる勇気も必要だ」。


ロシア正教会の洗礼祭で、凍結した川や海で沐浴する伝統がロシアにはある。全土には40万人以上の愛好家がいるという。昨年にはロシア冬季水泳連盟もできた。会長のコンスタンチン・シデンコ(64)は「特に青少年の心身を鍛えるには効果的だ」と話す。


ロシアはアウトドアスポーツが好きなお国柄だ。生活が豊かになったこともあり、欧米で人気のスポーツが盛んで、冬でも当たり前のように楽しんでいる。

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