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南スーダンPKO撤収 「常任理を目指すには持続力が足りない」

明石康・元国連事務次長に聞く


――常任理事国になる可能性はあるのでしょうか。

日本は拒否権を使うことは恐らくないので、大事なのは安保理に常時参加し、意見を述べ、政策決定に参加することです。さしあたっては準常任理事国を目指し、そこでいい仕事をし、この国は常任にしないとおかしい、と多くの国が考えるようになればしめたものです。また常任理事国ではなくても、カナダやノルウェー、スウェーデン、チュニジアなどはかつて活発な外交をして、国連の「火消し役」と言われました。


――米国や欧州で、自国の利益を優先する主張が最近目立っています。国連のもとでの協調はますます難しくなるのでは。

米国で問題のあるトランプ政権ができ、これからは国連と相当ぶつかることも出てくるでしょう。日本は、米国の同盟国だから何でも従わざるを得ないということではなく、日本にとっての多国間外交、世界とのつきあい方を独自に考える時期になっていると思います。




あかし・やすし 1931年、秋田県生まれ。国連事務局に勤務の後、日本外務省で国連代表部大使などを歴任。79年から事務次長として国連に戻って広報や軍縮を担当し、92年からUNTAC事務総長特別代表、94年から旧ユーゴスラビア問題担当の事務総長特別代表などを務めた。



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