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子どもが家庭で育つ社会へ、 本気で動き出すときだ

国際里親機関「コアアセット・グループ」会長に聞く

ジム・コックバーン会長×GLOBE副編集長・後藤絵里 対談


後藤:どうやって里親を選ぶのですか?


コックバーン氏:里親選びのプロセスは非常に厳正です。警察での犯罪歴の証明、医師への照会、また、里親候補がこれまでに住んできたすべての地域で、候補を知る人に会って人物照会をします。結婚歴があれば、元配偶者をたどります。その後、本人に面接をします。このプロセスに4~6カ月かかります。


後藤:たいへんなプロセスですね。


コックバーン氏:とても厳しいです。でも、一方で、独身者でも、LGBTでも、どんな人でも里親になれます。夫婦でなくてもいいのです。

ジム・コックバーン氏

後藤:そんな厳しいプロセスをクリアできる人はそう多くはないのでは。


コックバーン氏:応募者は十分いますが、全体の3%~5%ほどしか最終選考まで残らないのです。昨年はわれわれの機関だけで9000人の応募者がいましたが、里親として採用したのは250人です。


後藤:それだけの応募者を確保するのに、どんな手段を?


コックバーン氏:あらゆる広告手法を使います。走っているバスの車体、ラジオやテレビ、チラシ、地元イベントへの参加、教会やホテルでセミナーを開くこともします。コミュニティーグループや教会関係者にも働きかけます。イギリス全土をまわり、人々が集まる場に出かけていってブースを出して宣伝したり、キャラバンをしたりね。私たちはコールセンターを持っていて、あちこちで私たちの宣伝を見て、関心を持った人が電話をかけてきます。応対するスタッフはプロですから、電話でのやりとりで最初のスクリーニングができます。電話面接をパスしたら、今度は訪問の約束をして、スタッフが家庭を訪ねます。どの地域にも2~3人のスタッフが配置され、常時30人ほどのスタッフがリクルート活動を展開しています。こうした広報費用に190万ポンドかけています。



(次ページへ続く)
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