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映画『スノーデン』製作、困難極め/政府やハッカーをおそれる監視時代

オリバー・ストーン(映画監督)



─エリック・ホルダー元司法長官は昨年、スノーデンは公共の利益のため行動した」と語りました。

もう公職でなくなってからのことだ。それって悲しいことじゃないか?


米国は膠着(こうちゃく)状態にある。政策を容易に変えられず、テロと戦う立場を続けるがために、強固な軍事国家となっている。

映画『スノーデン』より © 2016 SACHA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

─米通信大手AT&Tがメディア大手タイム・ワーナー買収を発表しました。これが表現の自由の終わりにつながる、と懸念しているそうですね。

タイム・ワーナー傘下のワーナー・ブラザースとは主に1990年代、『JFK』(91年)などで一緒に仕事をしたが、当時の彼らは本当にリベラルだった。映画がヒットする限りにおいてではあるが。だが01年以降、変質した。今のハリウッドはあらゆることが政府寄りだ。さらに、スノーデンが明らかにしたように、AT&Tは政府とべったりだ。米政府の通信傍受について、AT&Tはモンスター級の協力者だ。それがワーナーを買収しようとしている。私たちは企業の影響下で生きることとなる。米国はメガ級の帝国に達してきた。


─トランプ米大統領はこの買収を「巨大権力の集中」と批判しています。

彼がどうしようとしているかはわからない。だが、彼の言うことは正しい。


(聞き手・GLOBE記者 藤えりか)



オリバー・ストーン監督の動画つき関連インタビュー記事はこちら



Oliver Stone

ベトナム戦争に従軍後、ニューヨーク大学で映画製作を学び、『プラトーン』(86年)で作品賞などアカデミー賞4冠、『7月4日に生まれて』(89年)で監督賞など2冠。2013年には広島や長崎、米軍基地のある沖縄を訪問。今年1月に来日した。


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