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[第15回]誰でも、どこでも学べるMOOCs

英国版、提携先と「歴史」に強み

サイモン・ネルソン(FutureLearn CEO)







オンラインで講座を無料で受けられるMOOCs(Massive Open Online Courses)が世界に広がっている。インターネットを使って誰もが学べる仕組みだ。昨年には英国で「FutureLearn」が配信を始めた。博物館や放送局など歴史ある団体との提携が強みだ。



FutureLearnは通信制大学として半世紀の歴史がある「オープン・ユニバーシティ」によってつくられた。国内外の大学だけでなく、大英博物館や大英図書館、BBC(英国放送協会)など、多彩な教育文化機関と提携しているのが特徴だ。現在、190カ国・地域から70万人が講座に登録。受講者は13歳から93歳まで、学生や社会人、退職者、主婦など様々だ。


社会科学や歴史学、ビジネス、医学など140の講座をそろえ、今後も増やすつもりだ。今秋、四つの大学がBBCの協力を得て、第1次世界大戦に関する講座の配信を始めた。BBCはその膨大なアーカイブ(保存記録)から映像や音声、画像などを提供した。


私はBBCに14年間勤めた経験から、講座には「物語」を大事にするよう助言している。人気教授は話が上手なものだ。ビデオの活用で、さらに講座の魅力をアップできる。スコットランドの大学による「犯罪科学入門」という人気講座では、架空の殺人事件を短い映像で再現。現場の血痕や指紋などについて毎週解説を重ね、最終回にネット上で教授陣が議論しながら真犯人を明かす仕立てにした。バレンタインデーの夜に重なり、多くの苦情を受けるほどの人気ぶりだった。


Simon Nelson

1969年、英ウィンチェスター生まれ。ケンブリッジ大卒。97年から2010年までBBCに勤め、ラジオやテレビ番組のオンライン化などマルチメディア戦略に関わった。その後に独立し、12年11月から現職。


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