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一食一会

ロナウジーニョも愛する肉塊 金持ちも、貧者もほおばる

[第12回]ブラジル・ポルトアレグレ

GLOBE記者 玉川透


褐色の肌に、ピンクの歯茎をあらわにした愛嬌ある笑顔。巧みな足技で世界のファンを魅了したサッカーの元ブラジル代表、ロナウジーニョ(37)が生まれ育った港町、ブラジル南部ポルトアレグレを訪れた。


この地方発祥のブラジル料理といえば、シュラスコだ。ロナウジーニョも里帰りしたら足を運ぶという「NB Steak」を訪ねると、高級店にもかかわらず順番待ちの列ができている。「ロナウジーニョは奥の個室でいつも家族パーティーを開くのよ」と、オーナーの娘パウラ・マギナミ(24)。


香ばしい匂いに誘われて席につくと、早速、店員が鉄串に刺した肉の塊を運んできた。ナイフでそぎ落とした先から、肉汁がしたたり落ちていく。ヒレ、リブ、あばら肉……。肉の回転ずし、はたまた、わんこそば? 次から次へと運ばれてくる。ブラジルは牛肉消費量が世界有数。日本人の私が勧められるままに食べていたら、胃袋はすぐパンパンだ。


他の肉は断り、地元の人お勧めのピッカーニャを待つ。牛の腰から尻の肉で、1頭からほんの少ししか取れない貴重な部位は、粗塩を振っただけなのにかむほどに味わいが増す。ああ、白飯がほしい。

(次ページへ続く)

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