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一食一会

デザートでなく料理にバナナ!? シンプルさが「ルワンダ流」

[第11回]ルワンダ・キガリ

GLOBE記者 宋光祐

レストランの入り口に立つセベラ Photo: So Kosuke


ホクホク。まるでジャガイモ


ガラスケースに並んだ料理のひとつに、赤いスープにひたった太いバナナを見つけた。セベラによると、トマトで煮込んだルワンダならではの料理だ。


食べてみると、ホクホクした食感がジャガイモにそっくり。普段、日本で食べるバナナと違って、甘い風味はなく、味も淡泊でイモに似ている。おいしく味わえるかどうかは、一緒に口に入れるスープの味にかかっているらしい。


「ところで、ルワンダ料理の特徴って何ですか?」。ふと疑問が湧いて、セベラに尋ねてみた。


「野菜にしても肉にしても、できるだけ油や調味料を使わず、食材をゆでるのが基本」。確かにバナナのトマト煮も、複雑なスパイスや濃いソースの味はなく、食材の味わいがそのまま残っている感じがした。


1994年の民族虐殺のあと、ルワンダは急速に発展し続けている。「欧米文化の影響で食べ物も変わってきたが、新鮮でシンプルなルワンダならではの料理を大切にしたい」


セベラの言葉を聞いて、応援したくなった。


(GLOBE記者 宋光祐)


宋光祐

そう・こうすけ/1977年生まれ。名古屋報道センターなどを経て現職。ウガンダでは、クレープ状にした小麦粉に卵焼きやトマトを巻いた「ロレックス」を食べた。もう一度食べたい。


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