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一食一会

新世代のフュージョン・スシ ITの聖地の人気ランチ

[第8回]米国・パロアルト

GLOBE記者 西村宏治

photo:Nishimura Koji


「悟り」「芸者のキス」「ラテン忍者」ーー。メニューを見て、思わずニヤッ。卑しい記者根性が顔を出した。「ひどい寿司に違いない。面白いぞ……」


米アップルのおひざ元、カリフォルニア州パロアルト市。アップルストアなど、しゃれた店が並ぶ通りに、その店「スシリトー」はあった。


スシ=寿司で、「リトー」は「ブリトー」。メキシコ料理で、肉や野菜などをとうもろこし粉でつくるトルティーヤで巻いたものだ。そのふたつを融合させた、言わば「メキシコ風太巻き」を出すのがこの店。2011年にサンフランシスコで生まれ、今や米西海岸に6店、ニューヨークに2店を置く人気店だ。


店内では、注文を受けてから店員が目の前で具材を巻いていく。メニューには中身も書いてあって「悟り」はカンパチ、キュウリ、赤タマネギのピクルス、コーン、ショウガのワカモレ(アボカドソース)、とびっこ、ワサビマヨネーズ。「芸者のキス」には、「手釣りのキハダマグロ」ともある。「ふーん、手釣りなんだ」と上から目線の私。


近くのホテルに持ち帰り、ご対面。直径約6センチ、長さ約17センチ。でかい。


まずは「悟り」をガブっといって、もぐもぐ。「えっ、ウマい」。何よりカンパチがねっとり甘い。「芸者のキス」は、さっぱりしたキハダに、パリッとしたレンコンチップスが絡む。いや、本当においしい。「バカにしてゴメンナサイ」。心の中で謝った。



(次ページへ続く)

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