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一食一会

[第2回]ケバブ(インド・ニューデリー)

串焼きを彩るスパイス 世界の政治家が魅せられて

梶原みずほ GLOBE記者

photo: Kajiwara Mizuho

私は週に一度はインドカレーを食べる。それほど好きだ。インド行きの予定を入れた後、胃の調子を万全に整えた。


現地に入るとインド人や日本人駐在員におすすめレストランを聞いて回った。「やっぱりブカラ(Bukhara)でしょう」。電話してみるとディナーはもう予約で満席。予約のいらないランチタイムに滑り込んだ。


ニューデリー中心部の高級ホテル「ITCマウリヤ」の1階。壁にかけられたじゅうたんなどインテリアが、なにやらアラブ風。店名は古代に栄えた、いまのウズベキスタンの都市から取ったという。


メニューをみると目指してきたカレーが、ない。でも、「おすすめ」で運ばれてきた串焼き「ケバブ」を前に残念な気分はふっとんだ。ピーマンやトマト、エビなどなど。肉好きの私が手を伸ばしたのは羊肉だ。「指先の感触から料理を感じる」ように言われ、素手で肉をちぎって口に入れた。外側はパリッ、中はじゅわっ。臭みはまったくなく、まろやかで香ばしい。




(次ページへ続く)

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