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世界のスポーツ

サハのマスレスリング 棒を引き合う「鬼の形相」の男たち

[第98回]


北方の少数民族サハ人が多数を占めるロシア・サハ共和国では伝統スポーツが盛んだ。なかでもマスレスリングは、2人で棒を引っ張り合う力と技の攻防が魅力。欧米でも人気があり、五輪採用も目指す。(ウラジオストク支局長・中川仁樹)



上半身裸の2人の男性が木の棒をつかんでにらみ合った。感触を確かめるように何度も握り直す。レフェリーの合図と同時に全力で棒を引っ張った。全身の筋肉が盛り上がり、鬼のような形相だ。


観衆も一気にヒートアップ。「ダバイ!(頑張れ)」と大きな声援が飛ぶ。赤いパンツの選手が右に左に体をひねると、たまらず相手が棒を離した。


サハの首都ヤクーツク郊外で6月下旬、豊作を祈る祭り「イシアフ」が開かれた。歌や踊りなどの催し物のなかで、ひときわ盛り上がるのがマスレスリング。サハの言葉では「棒引き」という。


選手は向かい合って座り、長さ2メートルの板に足裏をつける。50センチの棒を両手で握り、引っ張り合う。棒を離したり、体が板を越えたりしたら負けだ。一瞬で勝負が決まることも、1分以上かかることもある。3回勝負で先に2勝した方が勝者だ。

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