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[第88回]小国サンマリノ 野球で国おこし



「サッカー? ノン!」僕たちは野球に夢中なんだ。
photo: Utsumi Ryo



サッカーが人気を誇るイタリア半島の中東部に、野球に熱心な独立国がある。

人口3万強のサンマリノ共和国。この小国のプロ野球チームは2006年以降、欧州王者に3度輝いた。世界有数の観光立国が、スポーツ界でも存在感を

発揮しつつある。(元スポーツ部〈現新潟総局次長〉内海亮)




イタリア半島の中東部、アドリア海沿岸のリゾート地リミニから、周辺諸国のナンバーをつけた車が次々と内陸へ向かっていた。30分も走ると、標高約740メートルのティターノ山が視界に飛び込んでくる。観光客のお目当ては、世界文化遺産の石造りの城壁や大聖堂など、サンマリノに今なお残る中世の町並みだ。


そんな歴史漂う断崖のような山を望む丘に野球場があった。イタリア1部リーグに参加するサンマリノ・ベースボールクラブの本拠地だ。6月下旬、リーグの強豪リミニとの一戦を見た。


観客は100人ほどで、のどかな雰囲気だ。30年前に建てられた野球場は一塁から三塁側までがスタンド席で、収容人数は約1000人。日本のプロ野球に比べるとレベルは見劣りするが、3−1で勝った地元サンマリノの選手からは必死さが伝わってきた。


クラブ会長のマウロ・フィオリーニ(60)は「サンマリノの名をもっと世界に広めたい。だからこそ勝利にこだわっている」。


今年は7チーム中3位だったが、2008年に初優勝し、11年からリーグ3連覇。サッカーの欧州チャンピオンズリーグにあたる欧州チャンピオンズカップは06年以降、3度優勝を果たしている。欧州クラブ王者を決めるこの大会は毎年開催され、12チームが参加する。欧州野球界における強豪の地位を、初優勝から10年間、守り続けている。



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