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世界のスポーツ

[第87回] ロシアで急増 自転車ファン






ロシアで、昔はほとんど見なかった自転車が、すごい勢いで増えている。街中で、郊外で、シベリアの大地で。ソ連崩壊後、欧州などの影響を受けて広がっており、アウトドアが好きなお国柄だけに、自転車熱は盛り上がる一方だ。(ウラジオストク支局長・中川仁樹)



上下10車線の大通りが、瞬く間に自転車で埋まった。マウンテンバイクのほか、ロードバイクやママチャリ、二人乗りなど様々な自転車がベルを鳴らしながら走り去っていく。サンタクロースやバットマンなどに仮装した人も目立つ。


モスクワで5月29日の日曜日に開かれた「自転車パレード」。中心部の大動脈である全長約16キロの環状道路を封鎖し、4万人以上が参加した。最後尾が集合場所から道路に入ったのは、先頭の出発から1時間近く後だった。


竜の仮装をしたグーゼリ・イズバサロバ(25)はボーイフレンドと一緒に5回目の参加。「体を鍛えるために自転車で通学している。パレードは大勢で走れて楽しい」。夫婦で参加したクラウディア・グラズノーバ(61)は「15年前に乗り始めたころは、周囲から物珍しそうな目で見られた。外国旅行に行く人が増え、欧州などの自転車文化が広まった」と振り返る。


Photo: Nakagawa Hiroki

パレードが初めて開かれたのは2012年。予想の4倍の約8000人が参加した。その後も参加者数は年々増加した。14年からモスクワ市が支援するほか、運輸省も今年から、5月最後の日曜日を「自転車パレードの日」と定め、この日は全国37都市で開催された。


主催者のウラジミール・クモフ(31)は南米や欧州を旅行したときに自転車に夢中になり、10年に「レッツ・バイク・イット(自転車に乗ろう)」という活動を始めた。「自転車は便利だし、何より乗って楽しい。温暖化ガスの問題もあり、いまや政府も普及を後押ししている」と話す。



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