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[第84回]私を野球に連れてって





トランペットが鳴り、ジェット風船が飛び、タオルが振り回される。そんな知られざる「クールジャパン」を一目見ようと、日本のプロ野球球場はいま、海外からの観光客でにぎわっている。(スポーツ部・山口裕起)




「たーておーか、たーておーか!」。約4万5000人の観客で埋まった東京ドームの観客席から、腹まで響く大声援が起こった。


4月中旬の巨人―広島戦。一回裏、巨人の攻撃は、1番打者の立岡宗一郎から。右翼席の応援団が奏でるトランペットのリズムに合わせ、ファンが手をたたき、応援歌を熱唱する。日本の球場ではおなじみの光景も、海外からの観光客には「異次元の空間」だ。


米サンフランシスコから来たジェイコブ・シェピロ(27)は、グラウンドを見渡して声を張り上げた。「最高だよ!すごい盛り上がりだ」。隣で恋人のヤスミン・アンガーシールド(27)も目を丸くした。「昔から東京で野球を見るのを楽しみにしていたの」


米国から持ってきた大リーグ・ジャイアンツのレプリカユニホームを身にまとった2人は大興奮だ。日本を旅行した経験がある友人から穴場の観光スポットとして薦められ、来日前から巨人戦観戦を観光コースに入れていた。S席6200円のチケットも、事前に購入しておいたという。



バリアーは「日本語」


パリから来たマーティン・エボンギー(37)は、選手の名前は一人も知らないが、巨人の存在は知っていた。「世界で2番目に大きな野球市場だろ? 日本に来たら野球を見るしかないじゃん」。ファンの熱狂ぶりはもちろん、丁寧にほほえみながらビールを売る若い女性販売員の姿が新鮮だという。「すごくクール。言葉はわからないけど楽しいよ」


こうした光景は、東京ドームだけではない。神宮球場や阪神甲子園球場、ヤフオクドームや札幌ドーム……。いまや、どの球場でも外国人観光客の姿が目立つ。インターネットなどを通し、口コミでじわじわと人気が広がっているという。

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