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世界のスポーツ

[第52回]東南アジアのプロサッカー

日本人が経営支援








プロサッカーの人気が高まる東南アジア。チームの経営や人材育成の担い手として、日本人ビジネスマンが次々と名乗りを上げている。日系のスポンサー企業との橋渡し役でもある。

(スポーツ部・内海亮、後藤太輔)



カンボジアの首都プノンペンから北西に約300キロ。「ここにサッカースタジアムができます。大事業に関わることができるのです」。人口100万の第2の都市バタンバンの田園は、東南アジアでサッカービジネスを展開する斉藤泰一郎(39)にとって夢の実現を目指す舞台だ。


斉藤はプロ選手として、東南アジアのほか、豪州やアフリカを渡り歩いた。引退後の2009年、シンガポールにサッカーの教育施設やトップチームの経営などを手がける会社を設立。12年にはカンボジアに進出した。今、大学が保有するクラブチーム「ビルド・ブライト・ユナイテッド(BBU)」の経営を任せられている。


カンボジアの1部リーグでは、BBUも含めて独立採算で自立しているクラブはほとんどない。バタンバンで建設を目指すBBUの新スタジアムを活用し、入場料、スポンサー、物販などで収入を増やしてクラブを自立させられるか。斉藤の腕の見せどころだ。


斉藤のサッカー事業のスポンサーに名を連ねるのはトヨタ自動車、日本経済新聞、久光製薬など東南アジアでビジネスを展開する日系企業が多い。そのひとつ、ヤマハ・モーター・カンボジアの沼沢和宏社長(49)はサッカーの振興に協力する理由について「これからオートバイに乗る世代に夢を与える活動です。ブランドのイメージアップにもなります」と言う。


斉藤はクラブの経営のほか、サッカー教室や大会の運営にも携わる。カンボジアサッカー連盟の依頼を受け、今年8月、日本も含むアジア各国から計約120人の中学生をプノンペンに招いて国際大会を開いた。地元大学でスポーツマーケティングの講座も持つ斉藤は「(20年にわたる)内戦で多くの人々が殺されました。今もスポーツや文化が求められていますし、それを担う人材の育成が必要なのです」と語る。

子ども達にサッカーを教える、斉藤泰一郎(左)



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