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プロ野球経験者を青年海外協力隊員に

JICAとNPBが野球の海外普及で連携へ




元プロ野球選手がJICAボランティア(青年海外協力隊、シニア海外ボランティアなど)として途上国に赴任し、野球の普及とスポーツを通じた国際交流に貢献できるよう積極的に支援することで国際協力機構(JICA)と日本野球機構(NPB)が合意した。東京都内のNPB事務局で9月26日、連携協力の覚書を締結したと両機構が発表した。


会見に臨むJICAの小川登志夫青年海外協力隊事務局長〔左)とNPBの井原敦事務局長

NPB側は、プロ野球経験者がアマチュア野球の指導者資格を得るために必要な研修会(学生野球資格回復制度研修会)で、JICAボランティアへの応募を勧奨する。また、NPBが製作した指導用教材をボランティアの派遣先で活用する。JICAはNPBから野球の人材と指導のノウハウを獲得し、NPBはJICAの活動を通じて途上国の青少年に野球を普及したい考えだ。

ブルキナファソで野球を教える青年海外協力隊員
photo:The Asahi Shimbun

 

JICAはスポーツを通じた途上国支援を目的に1970年以降、野球分野のボランティア(野球隊員)390人(2016年9月現在)を33カ国に派遣してきた。今年6月には、元中日ドラゴンズ投手の與浦幸二さん(現役時代は高橋幸二)が、元プロ野球選手としては初めての野球隊員としてブラジルに派遣されている。


来年から派遣されるJICAボランティアの新規募集は9月30日に始まったが、野球分野では、ブラジル、スリランカなど6カ国から18件(青年海外協力隊4件、日系社会青年ボランティア10件、シニア海外ボランティア1件、日系社会シニア・ボランティア3件)の派遣要請があるという。與浦さんに続き、途上国で活躍する元プロ野球選手が続々と登場することが期待されている。   (中村裕)


野球を通じた途上国支援の関連記事もご覧ください


MEMO

JICAが活用する指導用教材は、2011年より小学校で必修科目になった野球などの「ベースボール型」授業用にプロ野球12球団とNPBが昨年制作し、全国約21000の小学校に配布されたもの(写真)で、英語版とスペイン語版も用意した。これらの教材をJICAの野球隊員に使ってもらうおうとNPBがJICAに協力を打診したところから、今回の覚書締結に至ったという。

NPBが制作した指導教材

  ◇

中村記者らが取材した特集記事「スポーツと国」はこちらから。

特集「スポーツと国」



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