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[第37回]プーチン大統領の再登場と軍需産業 日本の武器輸出政策にも影響

塩原俊彦 Shiobara Toshihiko(高知大学大学院准教授)



ロシアは米国に次ぐ世界第2位の武器輸出国だ。プーチン再登場の裏側には、「軍事大国」ロシアの特別な事情がある。それが日本との関係に新たな変化を引き起こそうとしている。(文中敬称略)




軍事演習の様子

プーチンは5月、2000年から2期8年間務めた大統領の座に返り咲いた。この復活をロシアの特殊性からながめると、興味深いことがわかる。


いまのロシアは社会主義国家・ソ連の継承国だ。だが、そのソ連が「軍事大国」としての側面をもち、その「負の遺産」がいまだにロシアという国のかたちに影響を及ぼしている。ロシアはソ連崩壊後、「資本主義化」と同時に「非軍事化」を迫られたのだが、後者への関心はいつの間にか忘れ去られてしまった。


1992年5月に創設されたロシア軍の総定員数は282万人だった。現在の定員は100万人強と当時の3分の1近くまで減り、実際の人数は70万人を下回っているとみられる。


だが、大統領選では、軍関係者の支持が依然、重要な役割を果たしている。まず、国防軍以外に内務省軍などの軍人が数十万人いる。さらに大きいのが軍需産業関係者の存在だ。


ソ連時代の産業は、軍需優先で運営されていた。ソ連崩壊後、「軍民転換」や「民営化」と組み合わせて非軍事化を進めることが課題になったが、それはきわめて困難であった。むしろ、…続きを読む

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