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Globe Hoppers グローブ・ホッパーズ


法律教育の成果は如何に@中国


「道端に老人が倒れている。あなただったら助ける、助けない?」という問答が、中国のネット上では頻繁に行われる。この論議の発端は、3年前に起きた「南京の徐おばあさん事件」にある。バス停で転んだおばあさんを通りがかりに発見し、「親切心から病院に連れて行ってあげた」と言う青年と、「自分は青年に転ばされた」と主張し、多額の賠償金を青年に請求したおばあさんをめぐる事件だ。

最終的には裁判となり、双方ともに確固たる証拠もないまま、青年に約4万元(約58万円)もの賠償金支払いが命じられた。理由は「彼が倒したのでなければ、なぜ彼は老婆を病院に連れていったのか?それは彼にやましい気持ちがあったからと推測される…」というものだった。この判決が全国的に話題となって以来、人助けを躊躇(ちゅう・ちょ)する人が増えたといわれている。

現在、中国政府は法律知識の普及に力を注いでおり、法律をテーマにしたテレビ番組やラジオ相談は全国でなんと200余りもある。しかし、法で身を守る術を市民が知る一方、それを逆手に儲けようとする行為が増えているのも事実。倒れた老人を救うには、まず証人確保が必要。もしくは、老人が「私は自分で倒れました。助けて!」と自ら叫ばなければ誰も手を差し伸べられないと、昨今の風潮を嘆く声も多い。

(サウザー美帆=上海在住)

[2009/10/16]

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