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世界の食を訪ねて

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カンボジアでも大人気? LINEのクマは神出鬼没

もりぞおの『サムライカレー、世界を喰らう!』[第38回]

LINEのクマがタピオカを食べてます


私が日本では絶対口にしないのに、南国に行くと無性に飲みたくなるものに、タピオカドリンクがあります。


甘いミルクティーの中に、弾力のある丸い何かが入っている飲み物。

あの甘さは日本で飲むとキツイのですが、なぜか暑い国ではクセになります。


カンボジアでは、Cha Timeという店のタピオカミルクティーが私のフェイバリットです。

甘さもいろいろ選べるのですが、タピオカにもきちんと味がついていて、たまらない。台湾生まれのチェーン店で、カンボジア以外にも世界25カ国に展開しており、2016年には日本にも進出しています。


そんなCha timeでミルクティーをオーダーしてみると!


LINEのキャラクター、ブラウンくんが、タピオカをはむはむしています。

ちゃんとLINE Friendsのロゴもはいっていますし、オフィシャルなもののようです。


次に行ったら、ひよこのサリー。


その次行ったら、ウサギのコニーも。


結構いろんなパターンが用意されています。


ここで疑問に思うのが、LINEのキャラクターが、カンボジアでも有名なのか?ということ。と、いうことで、カンボジア人がLINEを使っているのか調査してみることにしました。


カンボジアは、貧困国と思われていますが、プノンペンの中心部に住んでいる人は、ほとんどがスマホを持っています。今回も、無作為に67人にアンケートをとったのですが、スマホ保有率が73%もありました。


使っているアプリを聞いてみると、Facebookが圧倒的の98%。彼らはFacebookをするためにスマホを買っていると言っても過言ではないほど、圧倒的なFacebook Loveです。

しかし、LINEもかなり健闘していて54%。Instagramの25%、twitterの2%と比べるとかなり頑張っています。


実際、プノンペンのイオンモールに行くと、LINEの窓口がありますし、ブラウン君やコニーちゃんが、イオンモールにやってきたこともあります。


カンボジア人のみんなが、楽しそうに一緒に写真を撮っていました。



LINEのスタンプを販売している友人は「日本以外だと、台湾とインドネシアが売れますねー」と言っていました。実際、台湾に行った時は台北市内にオフィシャルのLINEストアがあり、台湾オリジナルのLINEグッズが売っていました。


こうやって、キャラクターを推して製品を普及させていくというのは、ポップカルチャーがお家芸の日本企業の得意技のはずですが、海外で暮らすと「意外とそれがうまくいっていない」という印象を受けていました。


LINEは韓国企業の子会社ですが、ソフトの開発には日本人が大きな役割を果たしました。カンボジアをはじめ、アジア各国でLINEのキャラクターたちが愛でられ、それによってLINEのアプリが普及し、売上に繋がっているのを見ると、LINEやるなーと、頼もしくなります。


ちなみに、キャラクターがアジアで普及すると当然出てくるアレですが、カンボジアでも、こんな木彫りの熊のボールペンが売っていました。




(次号に続く)



【筆者紹介】


森山たつを


早稲田大学理工学部、日本オラクル、日産自動車、ビジネスクラスで世界一周旅行などを経て、日本人が海外で働く方法を研究する「海外就職研究家」となる。


海外就職に関する書籍、記事などを執筆する傍ら、日本人が苦手としている「外国人とのコミュニケーション」「失敗前提でのチャレンジ」「リアルなビジネス」を体験する研修プログラム「サムライカレープロジェクト」(http://samuraicurry.com)を運営。カンボジア・プノンペンにあるカレー屋を使っての研修プログラムは、既に120人以上の卒業生を輩出している。


主な著書に「セカ就!世界で就職するという選択肢」(朝日出版)、「普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド」(東洋経済新報社)などがある。


連載:もりぞおの『サムライカレー、世界を喰らう』

第1回:カンボジアでカレー屋を作ったら、カンボジア人がカレーが嫌いだということがわかりました

第2回:カンボジア人に「カレーを美味しくしてくれ」と頼んだら、彼女は練乳に手を伸ばした

第3回:カンボジア人が好きなカレーを作るために、カンボジア人の家に突入してみた

第4回:「当店の『たこやき』はイカを使用しております」―カンボジア水産事情

第5回:飲食店泣かせのカンボジア、物価は安いが、原価は高い」

第6回:1日10時間野外労働、時給は115円――カンボジアの屋台店主は生活できるのか?

第7回:アクエリアスは炭酸入り、スプライトは3倍甘い。そして、サムライドリンク!――カンボジア飲料事情

第8回:カンボジア人にモチは売れるのか?スイーツ突撃実態調査!

第9回:シーフードヌードルは、フィリピン人のおふくろの味?

第10回:マニュアル人間は希少人材!?創意工夫が店を滅ぼす!

第11回:世界最大のラーメンチェーン店は、熊本発のとんこつラーメンです

第12回:プノンペンのイオンモールで大人気なのは、回転しゃぶしゃぶ屋です

第13回:アジアの新興都市プノンペンで繰り広げられるチキンレース

第14回:インド人はナンを食べない!?―インドカレー事情

第15回:「草食系」の南インドではカレーも葉っぱにのってくる

第16回:「ファストフードが1時間半待ち!北京オリンピック会場食料事情」

第17回:ブラジルのファーストフード「YAKISOBA」は日系移民の歴史の足跡

第18回:「派手なのがお好き? カラフル過ぎるカンボジア色彩事情」

第19回:「カンボジアでマーケティング調査!プノンペンでわたあめは売れるのか?」

第20回:「カンボジアでわたあめ100本売る方法―モノを売るな、体験を売れ!」

第21回:「50円はOKでも75円はNG? プノンペンから揚げマーケティング講座」

第22回:「ご飯の国の人だから。おにぎりを買ってくれないカンボジア人」

第23回:「500円の食事は月に1度のごちそう!カンボジアの「ランチ相場」

第24回:「意外にエコ?フィリピン驚きの皿洗い事情」

第25回:「ウニは貧乏人の食べ物!? 世界じゃこれは、ゲテモノ料理!?」

第26回:「中華料理屋は世界のオアシスである。異論は認める」

第27回:「出張、サムライカレー!カンボジアのカレーを日本人に受けるようにカスタマイズしてみた!」

第28回:「カンボジアのカレーは福岡のサッカースタジアムで売れなかった! 顧客志向の大切さを改めて考える」

第29回:参入障壁の低さは過当競争を招く 激烈!カンボジアレストラン事情

第30回:東南アジアで食器を消毒する方法

第31回:あなたの訪れたインド料理屋の店員もネパール人かも

第32回:極私的 一番刺激的で、一番不味かった国、キューバ。

第33回:アジアの空港ラウンジに見る、「おもてなし」事情

第34回:ベトナム人に有名な日本人「ドレーモン」

第35回:年に3回お正月があるカンボジア。正月料理は、カレー?

第36回:極彩色が好きだけど、彩りは不要? カンボジア人の野菜の好み

第37回: 路上で豚の丸焼き、生バンドコンサート! カンボジアの結婚式は派手なんです!

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