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「みんなの経済」の未来は? ジャン=ルイ・ラヴィルにインタビュー(概要)


GLOBE2月5日号の「Re:search」では、グローバル資本主義に代わる新たな経済の仕組みを探して、ブラジルを訪ねた記者のルポを掲載します。南米などで広がるその実践の名は「連帯経済」。その研究の第一人者として知られるフランスの社会経済学者、ジャン=ルイ・ラヴィルに、株主の利益を目的とせず、コミュニティーに基礎を置く「顔の見える経済」について聞きました。記事の末尾にプレゼントの応募要領があります。(聞き手・江渕崇)




フランスの社会経済学者、ジャン=ルイ・ラヴィル=江渕崇撮影


私たちは、20世紀の議論がずっとそうであったように「市場が十分でなければ国家の出番」という、市場/国家の二元論に陥りがちです。連帯経済が示そうとしているのは、21世紀にはこの二元論では不十分だということです。私たちは新しい三角形の思考が必要なのです。それは、市場、国家、そして市民社会です。国家は必要ですが、十分ではありません。再分配は必要ですが、それだけではダメです。経済は市場だけで成り立っているわけではなく、国家の再分配があって、さらにコミュニティーでの共同作業や家事などもあります。


自分のことを考えてみてください。私たちが日々暮らす中で、かならずしも市場や再分配とは関わりのない行動はたくさんあるはずです。私たちは、あまりにも市場/国家の二元論のメガネに慣れてしまったせいで、新しい見方をするのが難しいのは承知していますが、それを乗り越えて21世紀らしい新しいステップへと踏み出す必要があるのです。


連帯経済はある意味、とても弱い存在です。あまりに小さいがために、なんの重要性ももたないと思われてしまっています。しかし、それは将来への胚芽ととらえることも可能なはずです。市場を補完する存在でも、国家を補完する存在でもなく、全く新しい何かになっていく胚芽です。


私は今の世界の問題が、所得に関係することだけだとは思いません。問題は、社会的なつながりや、コミュニティーへの帰属でもあるのです。だから私は連帯経済が少なくとも補完的な解決策になると言っているのです。なぜなら連帯経済は友人たちから孤立して社会的なつながりをなくした人々に所得をもたらすだけでなく、経済活動を通して社会に統合される道筋も提供しているからです。


経済に対する新しいアプローチ、つまりもっと多元的に経済をとらえる、という意味で連帯経済は決定的な要素だと思います。私たちは市場経済を抑圧しようと考えているわけではありません。また、国家による保護を軽視しているわけでもありません。私たちは、経済に対してもっと多元的なアプローチが必要ではないかと言っているのです。


Jean Louis Laville 1954年生まれ。フランス国立工芸学院教授。世界の連帯経済研究の第一人者。



インタビューの詳細は、後日改めてこのウェブサイトに掲載します。





読者プレゼントと応募要領


【プレゼント】

①「ジュスタ・トラマ」のオーガニックTシャツ大小セットを3名に

オーガニックTシャツ

②ブラジルの小物ブランド「ジウソン・マルチンス」のキーホルダーと小物入れのセットを3名に

キーホルダーと小物入れのセット

③ジウソン・マルチンスのパスポートケースを1名に

パスポートケース

④岩手県宮古市の地域通貨「リアス」3千円分を1名に(リアスの有効期限は3月末で、宮古市内でしか使えません)

地域通貨「リアス」


【応募要領】

2月5日号の感想と希望の品、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号をお書き添えのうえ、タイトルに【みんなの経済プレゼント】と明記してglobe-voice★asahi.com(★を@に変えてください)へメールでご応募ください。2月18日(土)締め切り。発送をもって当選発表とさせていただきます。



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