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着物に明日はあるか?

BORO(ぼろ)、庶民の古い野良着が海外コレクターに人気




ICHIROYA提供

海外にいる着物好きの外国人の間で知られた着物店が、大阪府富田林市にあるICHIROYA(イチロウヤ)だ。中古の着物を中心に、ネット通販で扱う。


客は欧米人が多く、コスプレ感覚で楽しんでいる人や、茶道を習っている人などが求めるという。中心の価格帯は5千~1万円ほど。「琳派の流れをくんだ派手なデザインのものや、大正ロマン調の柄ものは特に人気があります」と社長の和田一郎(55)は話す。


ICHIROYA提供

だが、意外なことに、もっとも高く売れるのは、庶民の古い野良着だという。すり切れたところに継ぎはぎを重ねたものは「BORO(ボロ)」と呼ばれて収集の対象に。写真の品は木綿製で、糸や織り方などを調べたところ、幕末ごろのものとみられるという。これは米国のコレクターが10万円余りで購入した。「細部の美しさ、天然藍の色合い、重なりあう布が溶けあったような風合いなどに魅力があるのだと思う」


ICHIROYAでは、商品や日本文化にまつわる情報を集めた英語版ニュースレターを、世界の約1万7900人に定期的に送っている。





(文中敬称略)





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