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世界の火葬事情(葬送)

スウェーデンの首都ストックホルム市郊外にある世界遺産「森の墓地」の一角、匿名墓地「ミンネスルンド」。1961年に開設されて以降、火葬された7万人以上の遺灰が、この小高い丘の芝生や地面に埋葬されている。個人の墓標を作らないうえ、遺族や友人に立ち会わせない。 photo : Takahashi Misako

日本は火葬率99.98%と、世界一の「火葬大国」。イギリス火葬協会によると、台湾(96.19%)、香港(93.34%)と続く。アジアが上位を占めるのは、面積の狭さも関係しているようだ。死後の復活を重視するイスラム教徒やカトリック信者が多数を占める国では火葬は広がらない。


環境への配慮から火葬化に否定的な動きもある。1991年設立の英国の「ナチュラル・デス・センター」は(1)エンバーミングをしない(2)有害物質を出さない土葬にする③棺は土で分解される素材を使う─などを推奨している。



日本の火葬化の歴史は、実はさほど古くない。土葬を上回ったのは1935年。70年代でも8割にとどまった。明治民法で長男が墓を継ぐと定められ、その後、骨つぼを複数収納できる「家墓」が現れた。家墓の普及は、昭和に入ってからのことだとされる。


(おわり)

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