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Memo01

注目集める太平洋


広大な大な太平洋には14の独立国のほか、タヒチなど仏領ポリネシア、米領のグアムやサイパンなどがある。パプアニューギニア(人口760万)が際立って大きいが、ほかの国々の人口は1000から90万程度だ。国土が小さな島々に散らばり、国外の主要市場から地理的に遠いなどの困難も抱えている。


点在する島々の重要性が増した契機の一つが、1994年に発効した、「海の憲法」と呼ばれる国連海洋法条約(UNCLOS)だ。それまで公海と領海に分けていた海に、沿岸から200海里までの水産物や資源などに対する権利を認める排他的経済水域(EEZ)が加わった。


これにより、島国は中国の国土面積の2倍以上にあたる約2000万平方㌔のEEZを有することに。水産物やエネルギーなどの海洋資源に加え、自由貿易の発達や新興国の台頭で海上物流の重要性が高まったことで、太平洋と島国に熱い視線が注がれるようになった。気候変動の影響も地域への関心を高めた。


この地域に人々が定住し始めたのは約3万5000年前といわれるが、西洋中心の世界史に登場するのは大航海時代の16世紀。その後、英仏独などに統治されてきた。米国は19世紀末から太平洋に進出。日本との太平洋戦争を挟み、20世紀に現在の地位を確立した。60年代以降、次々と独立を果たした島国は、援助などを通して域内に強い影響力をもつ豪州、ニュージーランドとともに太平洋諸島フォーラム(PIF)を構成している。





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