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Memo03

お宝が眠る






近年、下水に潜む未開発の「資源」に注目が集まっている。


一つが、し尿に多く含まれる鉱物のリンだ。肥料や食品などに幅広く使われる元素で、年間56万トンの国内需要がある。国土交通省の試算では、下水道に集まる排水や汚泥には需要量の1割にあたる約5万5000トンのリンが含まれている。汚泥のほとんどはセメントなどの建設資材に使われているが、リンの再利用はあまり進んでいない。国交省などは、下水からリンを回収し、肥料会社に売るシステム作りを進めている。


下水利用に詳しい大阪産業大教授の津野洋(水環境工学)は「排泄物由来であることに長年農業界の抵抗感が強かったが、全量を輸入に頼るリン価格の乱高下を目の当たりにして風向きが変わってきた。需要を喚起しコスト問題をクリアできるかが成功のかぎになる」と話す。


(田玉恵美)

(文中敬称略)




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