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大人年齢の変遷






奈良時代以降の日本では、男子の成人を示す元服という儀式があった。数え年で12~18歳ぐらいの男子が子どもの髪形を大人のそれに結い直して冠をかぶり、服装や名前を改め、社会から大人と認められた。もとは公家や武家の慣習だったが、のちに庶民に広がった。


国立国会図書館の調査によれば、婚姻年齢は8世紀ごろに「男15歳、女13歳」と定められたが、平安時代以降に空文化し、江戸時代には一般的な規定はなかったようだ。1876(明治9)年の太政官布告では、「満20歳をもって成年とする」とされた。


海外ではどうか。法務省の調査によれば、英国では13世紀のマグナカルタの時代に騎兵隊による戦法が普及し、騎馬用の重い防具を身につけて馬上で戦える年齢ということで、当時は21歳が法体系のうえで成年になった。


大人の定義が戦争と関わる例は現代にもある。米国では1970年代、選挙権年齢を21歳から18歳に引き下げる動きが各州で相次いだ。ベトナム戦争に多くの若者が従軍し、「徴兵が18歳からなのに、選挙権が21歳からなのはフェアでない」という議論が高まったためだ。







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