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Memo02

活況のダンス市場




中学でダンスが必修化され、テレビでもストリートダンスなどを扱う番組を目にする機会が増えてきた。この流れを追い風に、ダンス教室やコンテストは活気を増しているようだ。


音楽大手のエイベックス・グループ・ホールディングスが全国のスポーツクラブと提携して開くダンススクールは現在約170教室で、1万5000人の受講生を抱える。必修化された2012年度は、過去最高の年33カ所増え、受講生も例年の2倍の2200人増えた。


エイベックスは、各地で年20回のコンテストを開催。11月には千葉・幕張メッセで3000人の出場者と3万人の観客を見込む大会を開く。小中学生向けの大会も増えており、8月には東京・渋谷公会堂で、「全日本小中学生ダンスコンクール」が初めて開催される。小中学校のクラスや部活単位でヒップホップやロックなどのダンス技術を競う。予備審査を勝ち抜いた小中学生各40チームが挑む予定だ。


社交ダンスの普及に取り組む日本ボールルームダンス連盟によると、競技人口は推定約4万人。若い世代を開拓するため、連盟は全国約70カ所で小中学生向けの無料スクールを開いている。


ダンスを楽しむ人の裾野が広がる一方で、プロのダンサーとして安定収入を得る選択肢が少ないのが日本の課題だ。大手広告会社の博報堂は昨年、ダンスがビジネスとして成立する仕組みを考えるプロジェクトを発足させた。5月にはパルコなどと組み、ダンサー120人が出演した公演を東京で開いた。博報堂のコピーライター、飯塚浩一郎(34)は、「優秀なダンサーが将来を描けないのは、日本にとって損失だ」と指摘する。


(和気真也)

(文中敬称略)

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