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「ミニマリスト」になりたいわけじゃない

[Part2]成長なき経済を生きる方法




ミニマリストとは違ったアプローチで消費主義に疑問を投げかけた女性もいる。旧東ドイツの古都ライプチヒに住むグレタ・タウベルト(33)は13年に1年間、お金を使わない生活を試みた。カフェで会った彼女は自己紹介もそこそこにこう言った。「米国のミニマリストと私のやったことは違う」


4年前の無銭生活のきっかけは一族が集まるある日の食事会だった。祖母がつくった食卓を埋め尽くすほどの料理を前にしたとき、当たり前のようにあふれているモノがすべてなくなったらどうなるか想像した。ドイツでも社会は常に経済成長を求めている。環境破壊で消費ができなくなり、経済成長がなくなった世界の暮らしはどんなものか。モノを買わない生活を試してみようと思い立った。


「モノを捨てても、必要があればまたモノを買えるのがミニマリスト」と、グレタは言う。買わない生活では、食べ物を探して街頭のゴミ箱やスーパーの廃棄物をあさったり、道ばたのハーブを摘んだりした。歯磨き粉やシャンプーは自作し、洋服は古着交換所で手に入れた。体重は1年で20キロ減った。さすがに途中からパスタや米など最低限の食べ物は買うようになったが、可能な限り実験を続けた。過激な試みの中で気がついたのは、モノの消費を減らせば、人とのつながりに以前よりも頼らざるを得ないということだった。

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