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なぜ幼児教育か

[Part3]子どもと話そう 学びに向かう子育てのスタイル




子育てには「四つのスタイル」があると専門家の間では言われている。知能や学力のテストでは測れない、子どもの「生きる力」を育むには、どんな子育てをすればいいのだろうか。


子育てのスタイルと子どもの発達の関係を探る調査は多い。それらが示すのは「厳格な育て方」が、「生きる力」と学校の成績の両方の向上に結びついているということだ。


米国の心理学者ウォルター・ミシェルらが、3~5歳の子どもたちに行った調査は、自分をコントロールする力に注目した。目の前におやつを置いて食べないように言い、どれだけ我慢できたか調べた。この子どもたちを追跡調査。我慢できた子どもは、大学進学適性試験で良い成績を残し、肥満度が低かった。彼らはおやつを食べずにいる間、別の楽しいことを空想したり、様々な工夫をしたりしていた。


日本でも、ベネッセ教育総合研究所が2012年から全国の3歳児1500人の調査を始めた。食事、あいさつなどの「生活習慣」、好奇心などの「学びに向かう力」、文字や数の読み書きなど「文字・数・思考」の三つを柱に発達のプロセスを追っている。対象の子どもはいま小学4年で479人いる。


調査を担当する高岡純子は「年少(3、4歳)期に生活習慣がしっかり身についている子は、その後、学びに向かう力や、言葉や思考の力が高くなる傾向がある」と語る。


別の米国での研究では、3歳になるまでに子どもが耳にした言葉の数が、比較した家庭の間に約3000万語の差があり、その後の学力や年収に違いがみられた。


上の記事に登場したシカゴ大学のダナ・サスキンドは、この研究に注目し、子どもに話しかけるときのコツを三つの「T」にまとめた。「Tune In(観察する)」「Talk More(たくさん語りかける)」「Take Turns(聞き役になる)」


サスキンドは「子どもの関心に寄り添って話しかけてください。おむつを替えているとき、バスに乗っているとき、会話のきっかけはどこにでもある」と話している。

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