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京都へおこしやす

[Part2]京都市長「成功事例を」

門川大作さん。

京都は観光を目的にできた都市ではありません。神仏を大事にする心、華道や茶道、食文化も能・狂言も、観光のためにできたもんではない。それが観光の視点で評価されるようになってきたということです。


観光で市に入る税金はほとんどないんです。一方、京町家の存続は危機的です。50年後にどれだけ継承されているか。観光客に満足していただく取り組みに使うお金が必要です。だから今、宿泊税の導入を検討中です。


京都を代表する西陣織も清水焼も北山杉も、30~40年前までは「ドル箱」でした。伝統産業や中小企業のものづくりは今、厳しい状況にある。

 

だからこそ、京都の強みである伝統産業や文化を観光につなぎ、ひいては市民の豊かさにつなぎたい。今は過渡期やと思いますが、そうした成功事例を京都で作り、全国が元気になるようにしたい。

 

私はいつも着物着てますけど、着物もほとんど京都で作られてない。だしに使う昆布もカツオブシも、にしんそばのにしんもそばも、よそのもんですわ。いい繭がとれるのは福島。畳に使ういぐさの産地は熊本や大分。それらの産地は疲弊している。外国人向けに「絹のふるさとツアー」を企画するとか、全国の地場産業が元気になって日本全体が観光で豊かさを実感できる取り組みが大事やと思う。京都が先頭ランナーになり、成功事例を作って全国で共有したいと思ってます。


(構成・藤えりか)




かどかわ・だいさく 


1950年、京都市生まれ。2008年2月に京都市長に初当選、現在3期目。


(文中敬称略)


「取材記者から」へ続く)


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