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京都へおこしやす

[Part2]日本に行ったら気をつけること


 今号の表紙の絵を描いてくれた中国の人気ブロガー・漫画家の林竹さんは大の日本好き、京都好き。2013年に上海で出版した旅の絵日記『林竹闖関西(林竹、関西をゆく)』はタイ語にも翻訳された。中国人にとって京都の魅力とは? 林竹さんに聞いた。




林竹さんの着物姿。

中国の人たちが、なぜ日本に行きたがるのか。まず第一に「近い」から。3日、休みがあれば行ける。京都は有名な観光地が集中していて、短い滞在で日本を満喫できるので人気があります。

 

ただ、中国人だとわかると、お店の人の態度が変わることがある。日本に留学していたので、店員さんが話す悪口もわかるのです。京都観光に行く友人にアドバイスを求められたら、次の三つを伝えています。一つ、ところかまわず写真を撮らない。二つ、大声で話さない。三つ、予約したお店にははってでも行く。でも、日本に来る中国人旅行者のマナーは若い人を中心に向上しているんですよ。


私たち1980年代生まれの「バーリンホウ(80后)」は、改革・開放政策の下で海外資本が積極的に導入された時代に日本のアニメやドラマを見て育った世代。京都でよく見る修学旅行生の学ランやセーラー服にときめいたり、「あの場面の風景だ」とワクワクしたり、独自の楽しみ方をします。SNSの普及で写真や映像にこだわる人も増え、個人旅行の旅先でカメラマンを雇う人までいます。


最近、中国の友人に日本のどこに行きたいか聞くと「中国人がいないところ」と答える人が増えた。中国人の「自慢したい欲求」も関係しているかも(笑)。これからは、今しか見られない、ここでしか体験できない「限定版」がうけるでしょう。その写真を撮って、周りに見せたいのです。


(構成・倉重奈苗)



りん・じゅ 


1984年、四川省出身。放送人などを養成する中国伝媒大学を卒業後、来日。東京学芸大大学院(美術教育専攻)を修了。中国版ツイッターの微博(ウェイボー)では約9万人のフォロワーがいる。


(文中敬称略)


最大の「送り出し国」へ続く)



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