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韓国のあした

[Part3]人口減少する日韓




「圧縮成長」を遂げた韓国では、少子高齢化や人口減少の悪影響も、圧縮されたかたちで社会を襲う。


15~64歳を生産年齢と呼ぶ。働き手の中心だ。国の人口に占める生産年齢の割合が上がるときは経済が成長しやすい。韓国の1人当たりGDPは1954年にわずか66ドルだったが、2006年に2万ドルを超えた。生産年齢人口の高い伸びがプラスに働いた。


これが猛スピードで逆回転する。


統計から韓国の高齢者の割合をみると、15年には12.8%と日本を含む経済協力開発機構(OECD)の中でも低い水準だが、65年には42.5%と最も高くなる。


一方で経済を引っ張る役割を果たす生産年齢の割合は、今はOECDで最も高い水準だが、65年には47.9%と最も低くなる。


高齢者が一気に増え、若者が一気に減るダブルパンチに見舞われる。

一方の日本。15年の人口は約1億2710万で、高齢者の割合は26.7%と韓国と比べてかなり高い。すでに人口減少社会を迎え、さまざまな条件にも左右されるが80年後には5180万になるとみられる。今の韓国とほぼ同じ規模で、それだけ国内の市場も縮み、経済にはマイナスとなる。


(神谷毅)

「内なる外国、『多文化』」へ続く)





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