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デザイン思考が変える

[Part2]シリコンバレーからデザインバレーへ



シリコンバレーで
photo:Takahashi Yukari

「ここには世界中のどこよりも多くのデザイナーが集まっている。イノベーションのエンジンは、デザインにある」


シリコンバレーにあるスタンフォード大学で教えるバリー・カッツ(66)は、キャンパス近くのガラス張りのアップルストアの前で、力を込めた。


アップルの商品には「Designed by Apple in California」という文字が刻まれている。だが30年前、デザインの世界地図に米西海岸は存在しなかった、とカッツは言う。「ファッションはパリ、家具ならミラノ、電子機器といえば東京だった。でもシリコンバレーは今やデザインバレーになった」


その牽引役とされるのが、米デザインコンサルティング会社IDEO(アイディオ)だ。アップルの初代マウスを生み出すのに協力したデイヴィッド・ケリーらが立ち上げた。デイヴィッドは他のメンバーとともにイノベーションを生み出すデザイナーの考え方を「デザイン思考」と名付け、2005年には、スタンフォード大にそれを教える学校「d.school」も創設。デザイン思考を身につけた人材がシリコンバレーで活躍し始めた。



相次ぐデザイン会社の買収


産業機器メーカーに勤めた卒業生は、医療現場で使われるMRIを一新した。多くの子どもが装置を怖がるあまり麻酔薬での鎮静が必要だと知ったからだった。装置にカラフルなイラストを施し、操作担当者向けの台本も用意。子どもたちの恐怖体験を冒険物語へと変えた。

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