RSS

Beer

この記事をすすめる 編集部へのご意見ご感想

  
ソーシャルブックマーク
このエントリーをはてなブックマークに追加

[Part5]ビールと健康







度数が低くてもビールはアルコール飲料だ。飲み過ぎれば健康に様々な悪影響を及ぼす。


飲む人の中には「ビールなんて水みたいなもの」と気軽に飲む傾向もあるが、こうした「軽さ」ゆえの問題を指摘する人もいる。「ビール1杯だけなら」などと安易に考えて飲酒運転をする例は後を絶たないし、「イッキ飲み」を強いる悪習とも親和性が高い。「ビールだけならアルコール依存症にならない」といった誤解もされやすい。


加えて、ビール特有の「害」としてよく挙げられるのが、痛風だ。老廃物である尿酸の排出が追いつかず、体内で結晶化することで起きる。ビールはお酒のなかで、尿酸のもとになるプリン体が特に多いため、犯人視される。痛風患者や予備軍が「ビールは避けて」と言われるのは一般的だ。


ただ、プリン体をたくさん含む食品はほかにも多い。ビール1缶(350ミリリットル)には12~25ミリグラムだが、例えば、ほうれん草や豚バラ肉などには100グラムあたり50~100ミリグラム、マイワシの干物に至っては300ミリグラム以上ものプリン体を含む。


公益財団法人痛風財団によれば、普通に生活をしているだけで、成人なら一日におよそ600ミリグラムの尿酸をつくっているという。ビールだけが悪いというわけではないらしい。


とはいえ、やはり注意は必要だ。アルコールそのものが分解される過程でも、新たに尿酸がつくられるためだ。飲み過ぎを運動で帳消しにしようとする人も多いが、意外なことに、激しい運動も逆に一時的に尿酸値を上げてしまう。乳酸ができて、尿酸の排出を妨げるからだ。


飲む速度にはグラスの形が影響するという研究結果もある。英ブリストル大学の研究チームが2012年、カーブしたグラスとまっすぐなグラスでビールを飲む速さを比べたところ、カーブしたグラスの方が4割ほど速いスピードだった。カーブしたグラスの方が中身を正確に把握しづらく、量をきちんと認識できない人ほど、ビールを飲むスピードが乱れて速くなりがちだったという。



(田玉恵美)

本編3へ続く)


…続きを読む

この記事の続きをお読みいただくためには、購読手続きが必要です。
GLOBE総合ガイド
  • ログインする
  • ご購読申し込み

朝日新聞デジタル購読者(フルプラン)の方なら手続き不要

「朝日新聞デジタル(フルプラン)」を購読済みの方は、ご利用のログインID・パスワードでGLOBEデジタル版の全てのコンテンツをお楽しみいただけます。「ログイン」へお進みください。
朝日新聞デジタルのお申し込みはこちら

Facabookでのコメント

朝日新聞ご購読のお申し込みはこちら

世界のどこかで、日本の明日を考える 朝日新聞グローブとは?

Editor’s Note 編集長から